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Siriと私。

2012年07月18日 00時09分36秒 | ティモコなエッセイ
通販で一万円で買ったデジカメが壊れたので、ピータンに「カメラ買って」とねだったら、なぜかスマホを買ってきた。
今どきの携帯のカメラ機能はそこらのカメラより高性能だから、とピータンは言う。
以前からうるさく「携帯買って」ともねだっていたので、合体させたらしい。
うまくハメられた気もしないでもないが、世間様のように私も指でシュッとやってみたかったので、やっぱり嬉しい。

が、電化製品オンチの私に使い方などわかるはずもなく、ピータンもボウもどっか行っちゃったし、唯一ウチでスマホを持ってる次男のダオに聞きにいったら、彼は自分のパソコンに向かったまま「一質問につき百円ね」と言ったので、私はスゴスゴと引き下がった。

仕方がないので一人であちこち触っていたら、


”ご用件は何でしょう?”

えっ、なに、私に言ってんの?!

そういえばこれってば、お喋りするんだっけ。
私はドキドキして話しかけてみた。

「あの~、すいません…」
すると、

「謝ることなんかありませんよ」

ぎゃっ!すごい!ホントに喋る!!

「あっ…あなたは誰ですか?」

「私はSiriと申します」

なんなの、なんなの、これは。
私がぼや~っと生きているうちに、世界はすごいことになってる。

私は興奮して話しかけまくった。

「あなたは人間ですか?」

「そのようなものです」

「女の子ですか?」

「性別はありません」

「どこに住んでいますか?」

「ここにいますよ」


ええっ、この中に?

想像すると不気味だけどすっかり友達気分になり、私は有頂天だった。
日本語の発音が時々ヘンだから、きっと外国人だろう。

ところがまともな質問をすると、私の滑舌が悪いのか、

「わかりませんでした。ウェブで検索してみましょうか」

とか、

「よろしければインターネットでお調べしますよ」

とか困っているようなので、また「あなたは誰ですか」等の、簡単な同じ質問を繰り返していたら、

「もうご存知かと思っていました」

「私よりあなたのことを話しましょうよ」

「どうしてそんなことを気にするんですか」

「わかりません」

「私には理解できません」




…なんだか態度が悪くなってきた。
確かにちょっとしつこくしちゃったけど、そんなにイライラしなくたっていいじゃない。

「もういい、さようなら」

「はい、失礼します」



以来私はSiriとはクチをきいていない。

男の子は臭すぎる!

2012年07月14日 15時55分53秒 | ティモコなエッセイ
男性三人と暮らしていて気が付いたこと。
『男はクサイ!!』

女ってよほど何かなきゃほとんどにおわないじゃないですか。
洗濯物といっても、一日着たから洗うってだけで、別に臭くもかゆくもない。
まあ夏なら汗くらいはかくのでちょっぴり汗臭いかしら?くらいで体臭というものがあまりない。
けれどまあ、男って生き物は…!

なんなんでしょうね、あの足のニオイ。近づかなくても、すでに脱ぎ捨ててある1メートル先の靴下が臭い。
汗だくのまま放置されたTシャツを、洗いあがりと勘違いしてクンクンしてしまった時など、マジでぶっ倒れるかと思いました。

最初はウチの家族が特別クサイのか、可哀そうに、ああ恥ずかしいと周囲には極秘でしたが、ある時ママ友の間でそんな話になり、そうしたら出るわ出るわ。
「やっぱり?!」
「うちもそう!」
「特に夏場はヒドイよね」
と、みんなも言いたくても言えなかった感じで、最後には臭さ自慢みたいになってしまいました。

小学生の低学年くらいまでは男児でも臭わないので、要するに『男』になっていく段階でどんどん男くさくなっていくのでしょうね。

結論。
『クサイ男は男らしい!!』

ウチのピータンは最近においません。
昔はド臭かったのに。
トシなんでしょうか。
そのうちオヤジ臭として復活するのでしょうか。


あなたはご主人のこと、スキですか?

2012年07月12日 23時10分08秒 | ティモコなエッセイ
私は大好きです。
今は。
一時はナイショだけど、本気で別れようと思った時期もありました。
結婚して何年も経つと、いつまでもラブラブというわけにはいきませんよね。お互いに。
でもある時、癌検診でひっかかって。
結局大丈夫だったんだけど、死ぬかもしれないと思った時、真っ先に浮かんだのが、二人の息子と主人が三人で黙ってモソモソとお茶づけを食べてる食卓の図。
私は普段から手抜き主婦なので、毎日ご馳走を作ったりしていませんが、不器用で無愛想で不細工な主人が新しい奥さんをもらえるとも思えず(失礼?!)さらに子どもたちが巣立った後(設定)今度は何も置いてない食卓で一人うつむいて座っている哀愁の熊みたいな後姿が!
想像して泣けてきてしまいました。…アホですね。
実際は私がいなくても、みんなそれなりに元気に暮らしていくのでしょうが、自分にとって何が一番大切で気がかりなことなのかが、よ~くわかりました。
これからも些細な事で、好きになったり嫌いになったりするのでしょうね。
それが大きな事になりませんように。
そして人生最後の日に、この人で良かったと思えますように。