before
…ちょっと衝撃的?なタイトルですが…(絵も)
う~ん…内容も想像力豊かな方には「」かもしれないので、次回来てくださるか、さら~っと読み流してください
ワタシが心肺停止になっちゃた時のハナシ…
といっても自分自身は意識不明なので(クリスマスから1月中旬まで)もちろん何も覚えてなくて、意識が戻ってからも暫くはぽか~んとした感じで記憶が曖昧なもので、後々関わったいろんな人から聞き出したハナシ、になります。
2019年の年末、ワタシは自宅から一番近くの総合病院で、右膝半月板損傷の手術を受けました。
手術は全身麻酔でしたが、無事成功して、意識的にも問題はなく、整形外科の病室とリハビリセンターを、松葉づえで行ったり来たりしながら、退院する日を待っていました。
退院予定日は正月明けだったけど、年末年始を病院で過ごすのは寂しいだろうと、パンダ(夫)が先生に頼んで、2泊3日の外出許可を取っきてくれて…
うちは毎年大晦日はパンダの実家(車で1時間くらい)に泊まるのが恒例だったので、義母たちも手術したてのワタシが来るからと、座りやすい椅子を用意して待っていてくれたんだって。
ワタシが倒れる前日のイヴには、ボウ(長男)が自宅からクリスマスケーキをカットしてラップに包んで持ってきてくれたり、スマホからこのブログを更新したり…
パンダにはなんでか「かっぱ寿司が食べたい!かっぱ寿司が食べたい!」とか駄々をこねまくってたような気が…
病院って、お刺身とか出ないから、なんか無性にお寿司が食べたくてね…
それが人生最期の言葉にならなくて良かった…本当に良かった…危なかった…
翌日のクリスマスも朝からリハビリで…
普通に終わって「ありがとうございました」言って…
松葉づえだけどそれも慣れてきて一人で歩いて病室まで帰ろうとしたら…
普通でないことが起こりました。
(※一部以前の記事と重複します)
この辺からどんどん記憶が怪しくなってるんだけど…
突然に…徐々に?目の前が揺らいで?
歩くどころか立っていられなくなって…
ありがたかったのがそれがまだリハビリセンター内で、リハビリ用の低いベッドがいくつか並んでて、目の前のベッドが空いたので、近くにいた誰かに(スタッフだったかどうかも不明)
「ちょっと休んでいってもいいですか?」
…って言ったと思う。「どうぞ」って許可も貰った気がする…それで倒れるように横にならせてもらって…安心して、ホーッと目を閉じて…
…開けたら半月も経っていて、年も変わっていました。
ここからは全く覚えてないので、家族や病院関係者から聞いたハナシを繋げて書きます。
その頃パンダが仕事の合間にちょうど見舞いに来てて、病室でワタシがリハビリから戻ってくるのを待っていたら、もう意識のないワタシがストレッチャーで運ばれてきたんだって。
主治医の後輩先生は手術中でいないし、他の先生や看護師さんたちがバタバタ入って来て、ワタシが息をしてない!って人工呼吸器をつけようするんだけど、歯をギッチギチに食いしばっててどうしても口を開けなくて…
「豚野さん!口開けてください!豚野さん!!」
…パンダはきっと唖然だったろうね。
彼はちょっと妻の顔を見にきただけなのに、つい前日まで元気でかっぱ寿司をねだっていたのに、なんでこんなことになっているのか全くもって理解不能で、あれよあれよと処置室に連れて行かれて、自分は入れてもらえなくて、そのうち、
「先生!心臓止まっちゃいました!!」
って、叫び声が聞こえてきたって…
地獄だよね。
こんなの。
ワタシはまるで覚えてないからいいけど、もし自分がパンダの立場だったらって思うと…
不謹慎なこと書いちゃうと、意識不明ってある意味、神様のギフトなんじゃないかって思えるよ…
ワタシは。ワタシはね!ここんとこ強調しとくよ。他の方には当てはめないでね!
あくまでも自分だけの本心で言えば、ありがたかったっていうか…
だって、考えてもみてください。
ワタシの場合、肺に血栓が詰まって呼吸が出来なくなった…つまりは窒息死、ってことでしょ?
意識があったらそれこそ苦しくて苦しくてのた打ち回って、生き地獄だったと思うよ…死ぬほどツライ…って死んでるし!!!!!!!!!!!(15分)
その後も黙って死なせるわけにはいかないので、電気ショックをしたり(見てないので多分)人工呼吸器をなんとかして突っ込まねばと、力ずくで、
前歯上下計5本、麻酔無しペンチで引っこ抜かれました~~!!!
after
…おかげさまでこうして生きています。
(もしそれで痛くて意識が戻れば本望???)
15分間、体中の機能が停止しちゃったわけだから…特に脳に酸素や血液が行かなかったことが、後遺症の重度を決めるので…
あと1秒早かったら、もう少し目が見えていたかもしれない、でも1秒遅かったら、全盲になっていたかもしれない…
それは神様だけが知ってることで…
今となっては「もしも」はありません。
入院してた総合病院は救急病院でもあるので、始終救急車が出入りしていて、比較的重傷の患者さんが多いんだけど、親しくなった病院関係者が教えてくれたことによれば、あの1年の間では、ワタシのように心肺停止になったヒトが8人いて、そのうち亡くなった人は5人、命は助かったけど植物状態の人が2人、退院できたのはワタシひとりだけなんだって…。
集中治療室にいた頃は、15分も死んでて、生き返った患者は珍しいらしく、いろんな科のお医者さんや看護師さんたちが、こっそりワタシを見に来たそうな…
ICUって医療ドラマとかでよく出てくるから結構興味あったのに…
見事に全然覚えてない。
覚えてるような人は入らないってことですね。
ごめん。パンダ。
あと心配させた全ての人。
コメント寄せてくれたたくさんのアナタ様。
ごめんね。
ありがとう。
…ちょっと衝撃的?なタイトルですが…(絵も)
う~ん…内容も想像力豊かな方には「」かもしれないので、次回来てくださるか、さら~っと読み流してください
ワタシが心肺停止になっちゃた時のハナシ…
といっても自分自身は意識不明なので(クリスマスから1月中旬まで)もちろん何も覚えてなくて、意識が戻ってからも暫くはぽか~んとした感じで記憶が曖昧なもので、後々関わったいろんな人から聞き出したハナシ、になります。
2019年の年末、ワタシは自宅から一番近くの総合病院で、右膝半月板損傷の手術を受けました。
手術は全身麻酔でしたが、無事成功して、意識的にも問題はなく、整形外科の病室とリハビリセンターを、松葉づえで行ったり来たりしながら、退院する日を待っていました。
退院予定日は正月明けだったけど、年末年始を病院で過ごすのは寂しいだろうと、パンダ(夫)が先生に頼んで、2泊3日の外出許可を取っきてくれて…
うちは毎年大晦日はパンダの実家(車で1時間くらい)に泊まるのが恒例だったので、義母たちも手術したてのワタシが来るからと、座りやすい椅子を用意して待っていてくれたんだって。
ワタシが倒れる前日のイヴには、ボウ(長男)が自宅からクリスマスケーキをカットしてラップに包んで持ってきてくれたり、スマホからこのブログを更新したり…
パンダにはなんでか「かっぱ寿司が食べたい!かっぱ寿司が食べたい!」とか駄々をこねまくってたような気が…
病院って、お刺身とか出ないから、なんか無性にお寿司が食べたくてね…
それが人生最期の言葉にならなくて良かった…本当に良かった…危なかった…
翌日のクリスマスも朝からリハビリで…
普通に終わって「ありがとうございました」言って…
松葉づえだけどそれも慣れてきて一人で歩いて病室まで帰ろうとしたら…
普通でないことが起こりました。
(※一部以前の記事と重複します)
この辺からどんどん記憶が怪しくなってるんだけど…
突然に…徐々に?目の前が揺らいで?
歩くどころか立っていられなくなって…
ありがたかったのがそれがまだリハビリセンター内で、リハビリ用の低いベッドがいくつか並んでて、目の前のベッドが空いたので、近くにいた誰かに(スタッフだったかどうかも不明)
「ちょっと休んでいってもいいですか?」
…って言ったと思う。「どうぞ」って許可も貰った気がする…それで倒れるように横にならせてもらって…安心して、ホーッと目を閉じて…
…開けたら半月も経っていて、年も変わっていました。
ここからは全く覚えてないので、家族や病院関係者から聞いたハナシを繋げて書きます。
その頃パンダが仕事の合間にちょうど見舞いに来てて、病室でワタシがリハビリから戻ってくるのを待っていたら、もう意識のないワタシがストレッチャーで運ばれてきたんだって。
主治医の後輩先生は手術中でいないし、他の先生や看護師さんたちがバタバタ入って来て、ワタシが息をしてない!って人工呼吸器をつけようするんだけど、歯をギッチギチに食いしばっててどうしても口を開けなくて…
「豚野さん!口開けてください!豚野さん!!」
…パンダはきっと唖然だったろうね。
彼はちょっと妻の顔を見にきただけなのに、つい前日まで元気でかっぱ寿司をねだっていたのに、なんでこんなことになっているのか全くもって理解不能で、あれよあれよと処置室に連れて行かれて、自分は入れてもらえなくて、そのうち、
「先生!心臓止まっちゃいました!!」
って、叫び声が聞こえてきたって…
地獄だよね。
こんなの。
ワタシはまるで覚えてないからいいけど、もし自分がパンダの立場だったらって思うと…
不謹慎なこと書いちゃうと、意識不明ってある意味、神様のギフトなんじゃないかって思えるよ…
ワタシは。ワタシはね!ここんとこ強調しとくよ。他の方には当てはめないでね!
あくまでも自分だけの本心で言えば、ありがたかったっていうか…
だって、考えてもみてください。
ワタシの場合、肺に血栓が詰まって呼吸が出来なくなった…つまりは窒息死、ってことでしょ?
意識があったらそれこそ苦しくて苦しくてのた打ち回って、生き地獄だったと思うよ…死ぬほどツライ…って死んでるし!!!!!!!!!!!(15分)
その後も黙って死なせるわけにはいかないので、電気ショックをしたり(見てないので多分)人工呼吸器をなんとかして突っ込まねばと、力ずくで、
前歯上下計5本、麻酔無しペンチで引っこ抜かれました~~!!!
after
…おかげさまでこうして生きています。
(もしそれで痛くて意識が戻れば本望???)
15分間、体中の機能が停止しちゃったわけだから…特に脳に酸素や血液が行かなかったことが、後遺症の重度を決めるので…
あと1秒早かったら、もう少し目が見えていたかもしれない、でも1秒遅かったら、全盲になっていたかもしれない…
それは神様だけが知ってることで…
今となっては「もしも」はありません。
入院してた総合病院は救急病院でもあるので、始終救急車が出入りしていて、比較的重傷の患者さんが多いんだけど、親しくなった病院関係者が教えてくれたことによれば、あの1年の間では、ワタシのように心肺停止になったヒトが8人いて、そのうち亡くなった人は5人、命は助かったけど植物状態の人が2人、退院できたのはワタシひとりだけなんだって…。
集中治療室にいた頃は、15分も死んでて、生き返った患者は珍しいらしく、いろんな科のお医者さんや看護師さんたちが、こっそりワタシを見に来たそうな…
ICUって医療ドラマとかでよく出てくるから結構興味あったのに…
見事に全然覚えてない。
覚えてるような人は入らないってことですね。
ごめん。パンダ。
あと心配させた全ての人。
コメント寄せてくれたたくさんのアナタ様。
ごめんね。
ありがとう。