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熱海温泉・地獄(?)紀行 <もう限界で章>

2014年02月23日 00時21分00秒 | 熱海温泉・地獄(?)紀行
熱海の夜明け。さて、これはどっかから持ってきた写真でしょうか?ティモコが写せた写真でしょうか…?



旅館の方の温かい励ましをいただき、それはなんとしてでもおにぎりを食べなければ!と元気を復活させたティモコたち。
でもこればかりは自分たちの力ではなんともなりません。
上空ではテレビ中継でもしているのか、ヘリコプターが2台、ペラペラと旋回しています。

た~す~け~て~
こ~こ~か~ら~だ~し~て~~~(貞子?)


心の叫びが天に届いたのか?
停滞していた車たちがじりじりと動き出しました!
しかし喜びも束の間、1メートル動いては停まり、またちょっと動いては停まり…。
2キロ移動するのに、ものすごく時間がかかりました。
そして再び、完全停滞へ。
そんな走り方をしていたせいか、退屈のあまり普通に車のテレビやオーディオを作動させていたせいか、来るとき満タンにしてきたガソリンが、

その地点で半分に…!!

これにはビビりました。
あと何時間、とわかっていれば、そんなに心配しなくても大丈夫な量でしょうが、如何せん、情報がないのです。
もしかしたらこのまま、車中で夜を明かさなければならないかもしれないし、もっと長くかかるかもしれません。
こんな所でガス欠にでもなったら笑えません。
どうせ完全停止状態だったので、ガソリン節約のため車のエンジンを切りました。
当然、エアコンも止まり、2月の夜の車内はあっという間に冷えていきました。
充電もできなくなるので、連絡手段確保のため、ボウたちもスマホを触るのをやめました。
黙って耐えていてもイライラしてくるだけなので、なにも使わずに何か気がまぎれること…を考えた末、テーマをつけてしりとりを!
これはなかなかいい考えでした。
子たちが小さい頃、家族でドライブした時のことを思い出しました。

不幸中の幸いだったのは、一番長く停滞していた場所が、サービスエリアに近くなっていたことです。
交代で計3回、お手洗いに行ったり、暖を取りに行ったりすることができました。
それ以上に私を救ってくれたのは、ボウとダオの明るさでした。
冗談を言って笑わせてくれたり、面白い話をしてくれたり。
私が誘ったのだから、こんな目に遭わせたのは私なのに、彼らは最後まで“来なきゃよかった”とは言いませんでした…。

夜も更けてくると、最後の試練が襲いかかってきました。
眠気です。
前の車が動いた時の為に、誰かひとりは起きていなければなりません。
交代で少し寝ようってことになりましたが、みながぐっすり寝入ってしまう心配は無用でした。
狭い車内に3人。もう体もカチカチで熟睡できるような環境ではなかったので。

そして真夜中の2時すぎ。
さすがにもう話す気力もなく、肉体的にも精神的にも“あ~…もう限界…”と呟いてしまいそうな頃、とうとう動きがありました!
死んだように眠っていた前方の車が、一斉にエンジンをかけ出したのです!
最初はやはり動いては停まり、動いては停まり…
途中途中に、やはり寝入っているのか、無人なのか、停まったままの車もありましたが、やっと水を得た魚(車)たちは縫うようにして、前へ、前へ。

時速20キロがこんなに速いなんて!!

インターの出口付近に、やっと交通整備の人たちが。
一台、一台の車に声をかけ、降りる車は路肩を走っていい、と。
その時、たくさんのトラックが出口で降りずに、ずらっと並んで通行止め解除を待っているのが目に入り、やっとこの渋滞の理由がわかったのです。
渋滞にハマって13時間、ようやく脱出できました。



その後は一目散に熱海へ。
途中、山道が凍っていて怖かったというハプニングはありましたが、無事、旅館に到着しました。
時刻は午前4時すぎ。
よれよれの私たちを、なんと、車で話したその人が、待っていてくれました!
「無事に来られて良かった。大変でしたね」と…。
そして部屋には、約束のおにぎりが。



もう冷たくなっていましたが、気持ちが温かくて、嬉しくて、「来られてよかったね」と3人で話しながら、感無量でいただきました。







長々と読んでくれてありがとう!
次回、最終章です。
やっと旅行記っぽくなります(笑)


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはよう (ようこ)
2014-02-23 08:25:47
大変だったね~。
到着してよかったね。
次回が楽しみ。
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大変でした~(涙) (ましろ)
2014-02-23 09:57:38
夜中2時や4時なんて驚き~っっ
よく耐え忍びましたね・・・ティモコさん親子。
おにぎりも嘸かし、美味しかったことでしょう。
ティモコさんのせいでもないのに・・・、そんな事、ご兄弟も
分かってか?兄弟の配慮にも心を打たれました!
色んな意味で一生、忘れられない旅行になりそうですね。
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おはよー^^ (obasan_desuyo)
2014-02-23 10:24:21
冬の夜 13時間の渋滞は、
想像を絶する出来事

不測の事態に耐えて、
旅館に到着した時は、万々歳でしたね~
さぞ、おにぎりも 有り難く、美味しく感じた事でしょう。
お疲れ様~^^

obaさんもね~
以前 鳥取西部地震の時
鳥取へ温泉旅行に行ってたのよ^^
行く途中(高速降りてから)
車中で 強い揺れ感じたんだけど
夫にゆうと、トラックが走ったから揺れたんだと、、
走ってなかったのに(笑)
で、ホテルに到着するとね、様子が変
大丈夫でしたか?と
何が???(笑)
震度7の地震があったこと知ったあ。。。
道路も閉鎖されて 今更引き返すのも無理
余震に震えながら 温泉に入り(笑)
眠れぬ夜を過ごした経験ありよ^^
これも すごいでしょう~^^
今は自慢話(?)の一つかな^^

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Unknown (あざみ)
2014-02-23 19:34:26
旅館の方も 夜中というか
早朝ですね 待っててくださったなんて
すごいなあ~~ 
なんか 私もホッとしました・・・
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Unknown (バルおばさん)
2014-02-25 14:28:07
あぁ、よかったぁ~。我が身に置き換えて?トイレの心配
ばかりしてました(でへ)。
しかし、優しくて穏やかな息子さん達が一緒だったのは
本当にラッキーでしたね。もし我が夫婦だったら、
心身共に極寒状態だったでしょう。
今回の事で一人ドライブが不安になりました…。
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ようこさんへ♪ (ティモコ)
2014-02-25 23:12:31
ようこさん、こんばんは!
大変でした~!
でも何か学ぶものがあった感じです。
我慢とか、我慢とか、我慢とか!(笑)
無事到着することができて良かったです。
楽しみにしてくれてありがとう
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ましろさんへ♪ (ティモコ)
2014-02-25 23:18:46
ましろさん、こんばんは!
早寝早起きのましろさんにはびっくりの時間でしょ
私も、いくら夜鷹とはいえびっくりでした
おにぎりはほんと嬉しかったです。
そうなんだよね、渋滞は私のせいでもないんだけど…
貴重な時間を私の為に空けてくれたのに、申し訳なくて…
逆に励まされてしまいました
返信する
obaさまへ♪ (ティモコ)
2014-02-25 23:27:01
obaさま、こんばんは!
まさに不測の事態でした
でも東京方面は雪ってわかってたから、考えが甘かったかな、と自分を責めてみたり…
まあ、終わりよければすべてよしってことで
震度7!!
それこそ不測の事態ですよね
余震でさぞ怖い思いをされたことでしょう…
無事に行ってこられてよかったです。
はい、もうぜひぜひ、そのお話、詳しく聞きたい!
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あざみさんへ♪ (ティモコ)
2014-02-25 23:35:54
あざみさん、こんばんは!
そうなの。
最初夜勤?の人が出て、わざわざ呼んできて下さったのです。
心身ともに疲れているとき、優しくしてもらって、ホロッときてしまいました。
自分のことのように読んで下さってありがとう!
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バルさんへ♪ (ティモコ)
2014-02-25 23:51:22
バルさん、こんばんは!
自分のことのように心配して下さってありがとう!
やっぱ、なんてったってトイレですよ!でへっ(笑)
はい、一緒にいたのが息子二人でよかった…と。
小さい頃なら超大変でしたでしょうが
まあバルさん!
それちょうど次回で書こうと思ってたのよ
時間があったら見てね!
ひとりドライブ、携帯トイレがあったらきっと不安もぶっ飛ぶかも??
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