ピサの第4弾は、奇跡の広場からカンポサント(納骨堂)と洗礼堂をご紹介します。
13世紀後半に建造が始まったカンポサントは回廊形式となっていて、その床は歴代の人物の墓で埋め尽くされています。また周囲の壁には第二次世界大戦で壊滅的な破壊を受けた中で辛うじて残ったフレスコ画を見ることが出来ます。特に14世紀に描かれた「死の凱旋」が有名です。
14世紀に漸く完成した洗礼堂は長期に渡って建築が続いたことから、低層部はピサ・ロマネスク様式、上層部やドームはゴシック様式となっています。内部は音響効果に優れ、係員の方が時折歌を歌うと、反響して囁きが大きく増幅されて洗礼堂全体に響きます。少し気付き難いかもしれませんが2階へと上がることも出来るようになっています。
ピサというと斜塔にばっかり目がいってしまって、
周りはおまけみたいで。
屋根は半分色が違うんですね。
これも時代が違うのかしら。
中はこんな風になっているのね
白い部分は鉛の化粧版、茶色の部分は素焼きの瓦になっているそうですが、なぜ半々になっているのかはわかりません。