アスコリ・ピチェーノの第9弾では、旧市街の中心部にあるルネッサンス様式の広場であるポポロ広場の北側に面して建つ
サンフランチェスコ教会をご紹介します。
この教会は1215 年にアスコリを訪れたと言われている聖フランシスコにちなんで名付けられています。1371年に当時の司教に
よって洗礼者ヨハネに奉献、聖別されていますが、サンフランチェスコの名前がそのまま残っている教会です。13世紀の半ばに建築が始まり、
完成は16世紀半ばと、ほぼ300年の年月を経て完成しています。
教会のファザードはポポロ広場ではなく、広場から北へ続くトリビオ通りに面しており、3つの門が並んでいます、中央の門の上部のルネットの
フレスコ画には聖母子を中心に左側に洗礼者ヨハネ、右側に聖フランチェスコが描かれています。またポポロ広場に面する側面にはゴシック様式の
門が設けられており、その上部には教皇ユリウス2世の像が飾られています。
教会の内部はラテン十字のプランを持つ3身廊となっていて八角形状の10本の柱で分けられています。
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