アンコーナの第6弾では、サンティシモ サクラメント教会をご紹介します。
旧市街探索の起点となる旧市街レプッブリカ広場で、広場を挟んでミュゼ劇場の反対側に建つサンティシモ サクラメント教会は、
1538年に建てられていますが、18世紀後半(1771~1776)の新古典主義様式への全面的な改修によって現在残っている16世紀の創建時
の部分は地味なファザードのみとなっています。この時の改修で教会には8角形のドームと、先端がらせん状となっている特徴的な鐘楼が
付け加えられています。
ラテン十字形のプランを持つ身廊はバロック様式となっており、8角形のドームの4隅には4人の伝道者が描かれたフレスコ画が残っています。
主祭壇には「聖体の制度(聖体の秘跡)」を行うキリストの姿が描かれています。
この教会のために聖餐の信徒会がルーベンスの工房に委託し、1632 年から1650 年にかけて作成されたタペストリーが以前は年に数回の宗教的行事の際に
公開されていたそうですが、現在これらのタペストリーはアンコーナの教区博物館に飾られています。
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