アクイレイラの第2弾では、大聖堂の地下に広がるクリプタをご紹介します。
アクイレイラの町は紀元前181年に建設された古代ローマの植民都市に起源を持っています。553年にアクイレイア大司教は早大司教に
昇格し、総大司教の座所として建設されたのが総大司教座聖堂です。現在のアクイレイア大聖堂は1031年に総大司教ポッポーネ によって
もとの聖堂跡地に再建されています。現在では20世紀初めの調査で発見された床一面のモザイクで著名ですが、主祭壇の下にはアクイレイアの
殉教者エルマコラ(アクイレイラの初代司教)とフォルトゥナトゥスの遺物を保管するクリプタが設けられています。クリプタには内部前面に渡って
キリスト受難の物語のほか、この教会が聖母マリアと合わせて捧げられている聖エルマコラ生涯を描いた12 世紀のフレスコ画が残っています。
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