★ L (スペースエル) 体を通して人の全体と向き合うサロン 目の前は淡路島の海 女性専用ボディーセラピー

このブログを見つけてくださってありがとうございます。
わたしたちを巡り合わせてくれたすべてに感謝致します。

命をいただいて

2010-06-25 19:13:21 | 意識とからだ



30万頭もの牛や豚が、生きている光景と死んでいる光景。
たった数週間で、現実にそれが起きたという事実。
口蹄疫。
牛さんや豚さん、そして彼らを養っておられた酪農家の方々へ、
心からお見舞い申し上げます。

肉食がいい悪いという話は置いといて。

酪農家さんは、自分が世話した牛や豚が、
最終的には人の口へ入り、人の命を支えるものになると
重々心得ておられます。
生前、幸せに生きた命こそが、良質の提供物になると信じ、
彼らの命を絶つその時まで、食用ではなく牛や豚として扱い、
酪農家として、日々、牛や豚の生を支え、
家族同様に愛情をかけ養っていたことでしょう。

その牛や豚が、目の前で殺処分される、
泣く泣く受け入れるしかない酪農家の方々のご心痛を思うと、
とても胸が痛みます。
わたしにしても、もしも家族同様に飼っている犬が、
行政処分されることになったら・・・
そう思うと、もう、もう、何も言葉が出てきません。
酪農家さんにとって今回の出来事は、
生活もでしょうが、精神的にかなりの大打撃でしょう。
どうか今の苦境が、内なる魂までも乱すことがありませんように。


陥りやすいことですが、人間は、
食用というモノをいただいて生きているのではありません。
牛や豚の、命をいただいて生きています。

今回、殺処分になった数十万頭の牛や豚の命も、
やっぱりわたしたちがいただいています。
口に入るものだけが、いただいた命じゃぁない。
今さらながら、その命について、
どういう繋がりがあったかを感じています。
牛さん、豚さん、ありがとう。ありがとうございました。