昨日はプロ養成講座のフォローアップ講座でした。
2期生 3期生 4期生と、会期の異なった修了生さんが、
それぞれの手技を受け合いフィードバックしあいました。
昨日のテーマは、腹部・腕・デコルテ。
腹部といっても、決してひとくくりでは捉えられない複雑荘厳なエリア。
上腹部と下腹部の役割の違い、
気脈によって圧す方向がまったく異なること、
腸管の構造や女性性の意識が高まる施術、
気虚の場合の大脈管へのアクセスの仕方などを修練しました。
デコルテ・腕については、五十肩や肩甲骨のこわばりの解除法や、
腕の付け根 (厳密には腕の発生学的起点) から指先にかけての
エネルギーラインやそのエネルギーが流れる方向について、
それらを施術にしっかり活かせるよう修練しました。
養成講座の会期ごとに、施術が微妙に違います。
また、修了生さんそれぞれの活動で、新たに身に着けた施術も加わります。
そしてまた、現在の ★ L の施術も変化し続けています。
講座ごとに、「現在の施術はこうです」 と、参加者にシェアリングしていますが、
あらためて ★ L の施術の変遷を思うと、
もう初期の頃とはまったく違うものになっています。
この3つの新鮮さの上に、もう一つ、修了生さん独特の波動があるわけで、
いろんな違いを、お互いの体をもって体験することができるのが、
フォローアップ講座の醍醐味ですね。
施術が身に着けば着く程、体が体自身で流暢に動くようになるので、
その分、施術者独特の波動がスンナリと、受け手に伝導してきます。
施術を受けるのが初めてという方でも、受けてみれば分かりますもんね、
施術者が、どれだけ自分の懐に施術を落とし込めているか。
施術を、頭で考えながら行っているうちは、ボディセラピーは成立しません。
目の前の体と対話しながらも、そこはあなたの体とわたしの体という分離ではなく、
施術者の我は一として溶けてしまわないと、体との対話自体が起こり得ません。
その一に溶けるには、施術が勝手に起こる状態にまで深める必要があります。
パラドックスの領域です。
講座では、受けた側が必ずフィードバックするという責任を担うので、
そこまで一として在ることは適いませんが、
それでも皆さん真剣に、ボディセラピーの領域に及ぶ施術を身に着け、
いえそれ以上に身に深めようと、真摯な 5時間を作りだしてくれました。
その分最後はやわらかタイム。
皆さんプロからただの人に戻り、それぞれの感想をフィードバックしあいました。
昨日 ★ L に来た順番で、皆さんの感想をザクっとまとめます。
ゆうちゃん。嘘をつかない体と真剣・誠実に関わろうとする、積極性を感じる施術。
百音さん。鋭いアクセスで、狭小なエリアまでしっかりアクセスが図られる施術。
美咲さん。なめらかな連続性のある施術。体の中央部にパワーが集められる施術。
実智子さん。手が陽射しそのもの。体の内部が温まり何かが溶け出すような施術。
今後は、★ L の受講生という枠をはずし、
現在プロとして活動している方対象のブラッシュアップ会を設けて参ります。
6月中の開催予定は 3回ありますが、
現在 6月 18日 (木) の参加枠が、残席 1名で空いております。
その他の日程は満席です。
せっかく集まるのですから、互いに指摘することを容赦しあう、
それぞれの発展と深まりを応援しあうプロのルールで、
内なる気づきを促進しあえたらと思っています。
お申込みは、お電話またはメールにて。
どうぞ積極的なご参加、お待ちしております。
ありがとうございました。