遠野なんだりかんだりⅡ

遠野の伝承芸能・民俗・歴史を書きたい時に思いついたままに

第12回 遠野市郷土芸能共演会 其の参

2023-11-22 08:38:47 | 日記

今回の郷土芸能共演会、午前中は八幡神楽さんと長野獅子踊りさんが終わった後、

休憩時間があり、その間に出演団体との交流がホワイエで行われ、次のようなコーナーも。

 

返礼品と書いていますが、いわゆる出演団体へのお花。

2、000円以上のお花にはタオルなどのお返し。

それ以下の場合は、別な場所に支援だけのお花ポストがあるようでした。

全部の団体にお花を出したら、入場料徴収の場合より高くなるかもしれないので、

支援したい団体、感動した団体といった感じで、其々の判断で。笑

これで難しいのがお花が貰えなかった団体・・・頑張りましょう~!汗

さて、其の参です。

 

女性の手踊りは、鷹鳥屋甚句の皆さん

 

踊りに先立って、挨拶をしたこの方

SL銀河や県内の滝など、いろいろな分野の写真を撮っている写真家

かつ、

マドロス姿で演芸祭にも出演、はたまた甚句では太鼓。凄い!

 

この日の演目は「石投げ甚句 ほか」とありました。

 

こちらの「ほか」も曲者で、この傘を持った踊りは「ほか」なのか?

と思いながら、見ていました。

パンフレットには最初の手踊りが石投げ甚句で、後の傘を持ったほうがからかさ甚句だと

ちゃんと載ってました。後で確認。笑

 

地域の祝い事などで披露されるということでした。

飲む芸しか無い私は、こういった時に何かひとつでも芸があれば・・・。汗

 

小友町内の出演団体が終わったところで、来月3日(日)は「おとも収穫祭」

小友地区センターが会場で、町内の神楽や獅子踊りもあるようです。

お弁当とひっつみ汁付参加費は1,000円 前売り券は産直ともちゃんで限定100枚。

当日券は1,500円で、入場規制ありとのこと。なかなかユニークなイベントですね!

 

さて、お昼の休憩を挟んで、午後の初めは、附馬牛町の小倉神楽さん

大出早池峰神楽の弟子神楽ですが、いつ伝えられたかは不明とのこと。

昭和24年に大出で神楽道具一切を焼失した際、道具を貸していたのが、この小倉。

 

この日は三人鶏舞

 

昭和30年頃に途絶え、同じ張山のしし踊りのメンバーが神楽に関心を持ち、

平成4年に復活ということのようです。

 

現在は地元以外のメンバーを中心に継承中。

最初に伝えた大出に支障があると小倉が支え、中断した後は同系の神楽が支え

といった感じで、やはり交流は大切ですね。

本田安次氏が遠野に来た昭和7年3月、その28日は上柳からまだレールの敷いていない

軌道敷を歩いて和野に行き、その後、大出に入っています。

そこで胴取りの佐々木安成氏に話を聞き、その晩、始閣佐太郎氏の御子息の尽力で

社務所で大出神楽を見ています。安成氏の話では2,3代前に岳神楽を移したといい、

立派な伝授目録を始閣家に伝えていたが、火事で焼失。

 

その晩は鶏舞、翁舞、三番叟、天女、鞍馬、五穀、獅子舞を演じています。

当時の大出神楽は、昭和24年の再焼失前であり、その時には年寄神楽になっていて、

年壽、蕨折、機織などは途絶えていたと記されています。

ちなみに前年に訪れた岳神楽でも、踊れる人が揃わず年壽、蕨折、機織は望めず、

岳は年寄神楽になったと嘆いている人がいたとあります。

大出も岳も同じような世代交代の時期になっていたのでしょう。

 

明治42年 柳田国男氏が投宿した高善旅館と氏の像。

本田安次氏を遠野に導いたのは佐々木喜善氏の紹介によるところが大きいと

知ったのはこの頃のことです。

コメント (2)
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神無月も10日

2023-10-10 09:47:18 | 日記

セプテンバー~レイン レイン 9月の雨は冷たくて~♪

なんて云う歌がありましたが、その9月の終わりに

 

札幌の佐藤君が4年ぶりに来遠、今回は一人旅では無く、素敵な奥様と一緒。

と云うことで、お店のマスターから頂いたシャンパンで乾杯。

幸せのお裾分けをして頂きました!笑

 

そして、10月に突入した5日は、術後の半年検診。来週は結果説明です。

この半年、少しは努力したつもりですが、神無月だということが気になります。

 

7日(土)、遠野市産業まつり

 

お世話になっているブースにお邪魔すると、人気の刃物研ぎには沢山の包丁が

寄せられていました。

 

ここには、私のお目当てのスラックスが格安で販売されており、

ジャストサイズの冬用が無かったので諦めていたところ、アパレルの役員さんが

工場の在庫を確認してくれ、無事、ゲットできました!

因みに、ここに出るスラックスは、物が良くて格安です。来年は、ぜひどうぞ~!

 

同じ時期に産業まつりの会場側にある蔵の道ギャラリーでは、鉄道写真展開催中。

被写体は違えども、写真を撮る同類として、私も生きている内に、

ここで写真展をしてみたいと強く思いました。笑

 

8日(日)

10月のこの時期、世の中の人たちは連休だったようで、どこかへ行きたいという

時々愛妻と、なんとなく大船渡産業まつりへ

 

先着何百名だかに焼き立てのサンマを振舞っていましたが、列を作っていたので敬遠。

 

列の最後尾脇にあった友好都市の山形県最上町で出していた

 

芋煮で小腹を満たしました。笑

遠野でも学校行事として小学生の間は、河原で芋煮会がありましたが、

今は無えんだど・・・どんどはれ!

 

人口差はありますが、遠野より人出が多いのは、食べ物関係の出店が多いのも一因かなあ。

 

メイン会場では、高校生の太鼓が披露されており、本部席で頂いたスケジュール表には、

残念ながらこの日は郷土芸能は無し。

 

期待はしていませんでしたが、会場から少し歩いた河川広場では・・・

シシ踊りをやっているではありませんか!!

橋の上から見ていると宮古市のシシ踊りのようです。

 

このようなイベントだったようで、

有料の席に余裕があるので、当日券でも座れるとアナウンス・・・

しかし、時々愛妻にここで1時間も2時間も一緒に観ようとは言えず・・・。

 

近くの店で、お昼

窓の外を見ると、ちょうど先ほどの芸術祭に出演する団体の着替え用テント

料理が出てくる間、出入する団体を見学でき、それだけでもうれしい笛吹です!笑

 

帰り際、また河川広場を見ると、食事中、出入していた団体が熱演中。

八戸の階上鶏舞の皆さんでした。

じっくり観たいのですが、家に帰りたがってる時々愛妻に大人の対応をしました。笑

 

連休最終日、いつものように二人で、日帰り温泉。

今年は迷惑をかけっぱなしなので、あまりわがままはできません。(;^_^A

コメント (8)
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