[2023年12月20日 更新]
読者の方からあった質問で
「中学3年生は冬休み、どのくらい勉強すればいいか」というものがあった。
今回はこれにお答えする。
◆目安は8時間
結論から言うと、受ける高校にもよるし一概には言えない。
しかし目安としては8時間と考えている。
勉強時間が長ければいいというものではないが、勉強時間は量をはかるための分かりやすいモノサシだ。
大事なのは「その上でキミはどのくらい勉強時間を取るのか」ということ。
ライバルは8時間勉強している。同じだけするのがいいのか。それよりも短くてもいいのか。
考えて行動すればいい。
都立高校受験は合格基準というものがない。
一般入試は総合得点の高いものから順に合格者が決まっていく。
合格数が150人なら、上から150人までが合格。151位以下が全員不合格となる。
受験した年はたまたま成績優秀者が集ったとしたら、合格するために必要な入試当日点は高騰する。こればかりは受験が始まらなければ分からない。
◆大切なのは、自分で納得できるかどうか
高校進学は義務ではない。勉強したくないのなら高校へ行く必要は無い。
私立だろうが都立だろうが、キミたちの高校生活には多くの税金が投下されている。
行きたくもない高校へ行き税金のムダ使いになるくらいなら、ぜひ高校へは行かないで欲しい。多くの人に迷惑だから。
だったら、自分でカネを稼いで生きていけばいいだけ。
日本で、よっぽどのことがない限り飢えて死ぬということはあるまい。
繰り返すが、勉強したくないのなら高校へは進まず自力で生きていくといい。その際、親には15まで育ててくれたお礼だけはすること。
人として当然の責務だ。
ではなく勉強をするために高校へいくのなら、そのために受験勉強をするのは当然のこと。
ダンスコンクールがあるなら、そのための練習はするだろう。
勉強も同じこと。
なお、受験勉強するのは「高校へ受かること」が真の目的ではないと私は考えている。
目的は何なのか。ぜひ親子で考えて欲しい。
ヒントは「その先の人生」だ。
冬休み。
受験生は好きなだけ自分のすべき勉強ができる。学校の授業もない。宿題もほぼないだろう。
勉強だけしていても許されるのではないだろうか。店番や子守など家の手伝いを長時間する者はまずいないだろう。
そんな環境にいさせてもらって、勉強しない意味が分からない。
繰り返すが、だったら高校受験などするな。
親がどういう気持ちでキミたちの姿を見ているか。中3なら考えれば分かるだろ?
勉強だけしていればいい生活を送れる。そうしてくれた親に、感謝の言葉のひとつも言うべきだ。
間違っても「冬期講習に行けて当然」など考えてはいないだろうね。
いったいいくらかかるのか。それを誰がどうやって捻出してくれたのか。
これを考えていれば、講習中に居眠りなど1秒もできるはずがない。
◆蛇足
冬休みの勉強時間、大学受験生なら10~12時間だろう。
私立中受験もこのぐらいだろうか。
小学6年生が12時間は勉強しているんだぞ。どう思う?中学3年生。
余談だが、私はかつて24時間ぶっ通しで勉強したことがあるが、あれはお薦めできない。
理由はあえて言うまい。どうしても気になるのなら、やってみれば分かる。
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