[2023年10月25日 更新]
都立高校に合格するためにはペーパーテストで得点する力が必要。これは間違いない。
一方で通知表の点を上げることも大切。一般入試では総得点の29%、推薦入試では50%も通知表の点(調査書点)が占める。
では通知表の点を上げるのに必要なものは何か。
ずばり定期テストの点と先生に好かれることである。後者については明文化されているわけではない。ただ、20年以上も塾業界にいれば誰でも分かる感覚だろう。
私は初対面の生徒でも、定期テストの点を聞いた後で5分も話せば、その子の通知表の点をおおむね当てられる。
90点を取ってても「5をもらえないだろうな」という子もいる。5教科の定期テストの点がほぼ同じでも、通知表で3~4点の差がつくことは珍しくない。
では私はどう見分けるか。
定期テストの点の割に通知表の点が低い子は大人ウケが悪い。
定期テストの点の割に通知表の点が高い子は愛想がいい。
前者は中学生男子に多く、後者は中学生女子に多い。各中学校が男女別に通知表の点数5~1の割合を公表することはないだろう。
中学校の調査書点を平均すれば、女子の方が男子よりはるかに高いはずだ。
◆笑顔を教えよ
笑うことは誰でもできる。
しかし、周りから見て「笑っている」と思われる笑顔を作れるかどうかは別。
意識しなければ笑顔とみなされない笑顔の人もいる。
誰でも笑顔を作ることはできる。鏡を見て自分の顔を知り、練習すればいい。
中学生になると家では笑わなくなるケースも多い。特に男子。
できれば小学生のうちに、笑顔の作り方を教えておきたい。中学生でも自覚があれば自分自身で直せるが、これが難しいのはご承知の通り。
私は塾で、姿勢と笑顔については結構うるさい。
笑顔は悪いときに指摘するのではなく、いい笑顔の時に「その笑顔いいね。私は好きだな」とプラスの表現をするに留めている。
無理に直そうとしても、中学生には効果が薄い。北風と太陽作戦である。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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