[2021年7月28日 更新]
ひと月ほど前、公立高校で男女別の定員がある都立高校はいかがなものかという話題が出たのは記憶に新しいだろう。
間違えないでほしいのは、都立高校で男女別の定員を設けているのは普通科の一部のみ。専門学科は全校で男女別定員はない。
◆都立高校の普通科には2種類ある
都立の普通科は、単位制かそうでないか。この2種類。
たいてい「都立高校普通科」と言えば単位制でない方を指す。
全日制の単位制普通科は11校、単位制でない普通科は106校ある(島しょは除く) 数だけなら後者が圧倒的に多い。
だから単位制普通科は穴場ともいえる。
一般人は「フツウでないもの」を考えたがらないから。単位制のデメリットを考えた上で単位制を選択しない受験生はほぼいない。「何となくよく分からないから」が単位制を選ばない理由だろう。もったいない
◆倍率は低い
過去5年間、区部の一般入試実倍率を並べた。
「普通科全体」は単位制普通科と島しょを除く普通科全体の倍率である。
新宿の高倍率が際立つ。あとは世田谷区の芦花高校くらいだ。ほかは軒並み低倍率と言える。
今春なぞ、8校のうち5校が全入(受験生全員が合格)である。
単位制高校はどこも女子の生徒数の方が多い。
学校によっては男女比2:8くらい。それが敬遠される理由かもしれない。
だがこの点に不満がなければ、いい選択肢と言える。
単位制高校について興味があれば、まずは過去記事を読んで欲しい。単位制にするかどうか。決めるのはその後でもいい。
<過去記事:【初心者向け】単位制高校って何?>
都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ