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都立推薦 応募倍率

[2022年1月24日 更新]
都立推薦入試まであと2日。
先週1月20日(木)に推薦入試の応募倍率が発表された。

全日制の応募総数は男子10,457名、女子12,785名。
中学3年生の数も募集定員も男子の方が多いが、応募は女子の方が多い。
特に専門学科。工業科を除くと応募者数は男子889名、女子1,762名と倍近くが女子だ。
総合学科も男子450名で女子1,034名。倍以上である。

普通科も単位制だと男女枠がなく、調査書点(内申点)の高い女子が有利なため
女子の方が応募数が多い。男子454名、女子1,123名と女子が倍以上いる。

女子の方が推薦に応募する数が多い理由は
1. 調査書点が高く、「ひょっとしたら…」と思う層が多い
2. 面接、作文が得意な子が男子より多い
3. 安全志向でランクを下げてでも確実に都立に受かりたい
といったところだろう。

都立推薦入試は欠席者がほぼ出ず、定員より多くの合格者を出さないため、応募倍率≒実倍率と考えていい。
2021年度推薦入試の欠席者は37名(0.15%)である。2020年度は41名。

◆北園は推薦倍率が上がってる
さて今回は、2020→2022年度で、2年続けて応募倍率が上がった高校を見てみる。(倍率すえ置きも含む)

<男子>
大森 1.20→1.75→1.80
戸山 3.56→4.03→4.03
目黒 1.83→2.96→3.04
北園 1.84→2.45→3.00
文京 2.27→2.30→3.68
向丘 1.71.→2.00→2.61
足立 3.82→4.39→4.86
南葛飾 3.73→4.00→4.09

昨年度、全日制普通科で唯一の定員割れだった田柄高校。何と今年も定員割れ。18名定員だが14名しか応募がなかった。
まぁ一般入試も定員割れは間違いないだろうね。

<女子>
雪谷 2.77→4.00→4.08
蒲田 1.77→1.91→1.91
戸山 4.67→5.00→5.23
豊多摩 2.97→3.10→4.43
石神井 3.31→3.58→3.69
練馬 2.23→2.82→3.82
北園 2.87→4.17→4.90
紅葉川 2.68→3.86→3.86

男女ともに上がり続けたのは北園高校のみ。

◆北園は人気。理由は?
校長会調査でも北園の人気は上がっている。
2020→2022年度調査では志望者数の変化は
男子 195→224→302
女子 233→246→307

男子の志望者数は全普通科校で5位(1位 小岩、2位 戸山、3位 狛江、4位 城東)
女子は3位である(1位 昭和、2位 神代)
共通問題のトップ校である小山台、駒場、竹早のちょい下ポジションで、三田と同等。共通問題トップ校を断念し、まだ入りやすいという理由で選ぶ受験生もいる。
地理的に集客しやすさでは三田が圧倒的に有利だが頑張っている。一般入試も人気出るのは必至だ。小松川を抜く日も近いんじゃないだろうか。

理由の一つは「制服の無い、ちょっとやんちゃで自由な校風」にあるだろう。
制服嫌いの男子には人気があるね。
竹早も制服はないが、どちらかというと生徒が大人しい雰囲気。元女子校なのが根底にあるのだろう。だから竹早は例年、女子人気が高い。
北園は元々男子校だった。

しばらく一般入試の実倍率は低迷していた。
2018→2021年度の実倍率は
 男子 2.05→1.50→1.31→1.37
 女子 2.24→1.91→1.48→1.69
戻ってきたということだろう。2022年度は激戦必至だ。



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