[2020年4月14日 更新]
先週末に都教育委員会から発表された「緊急事態宣言の発令に伴う都立学校における対応について(第172報) 」の内容を、私なりにかみ砕いて説明する。
都立学校における対応 都内における感染状況がさらに拡大し、感染拡大警戒地域に該当していること、都を対象とした緊急事態宣言が発出され、都においても都内全域で外出自粛等を要請する緊急事態措置がなされたことを踏まえ、島しょ地域にある都立学校について、4月8日から 5月6日までの間、臨時休業とする
参照:都教育委員会HP
4月1日発表の「新型コロナウイルス感染症に関する都立学校の今後の対応について(第145報)」では"島しょ地区は原則として休業しない。"とあった。
参照:都教育委員会HP
しかし、大島や新島などの島しょの都立高校も休校になった。
もし授業を続けていて、新corona感染があれば世間から袋叩きに遭うだろうからね。
緊急事態宣言が解除されるまで、登校日は設定しない。
5月6日までは休校。
しかし緊急事態宣言が延長された場合は、それ以降も登校日自体がない。
仮の話だが、
6月1日まで緊急事態宣言が延長 → 6月2日までは都立高校に登校できない
ということだ。
世界の情報を見ていくと、日本があと1か月でコロナ騒動が収まるとは考えられない。
例えば、4月12日時点での海外の主要都市での死者数は
東京 42名
ベルリン 51名
ニューヨーク 5,789名
日本ではまだまだ感染が広まっていない。
が、これからが本番という見かたもある。
世間では「大型連休明けまで自粛すれば大丈夫」という空気が流れているが、そんな根拠などない。
むしろ世界よりも感染爆発が遅いというだけ。インフルエンザのように暑くなればウイルスが死ぬという保証もない。
まだ休校期間が延びることも想定しておいた方がいい。
◆勉強格差が開いている事実を見よう
私の塾の中学生には、この4月にも中学校の予習を進めさせている。
一方で、朝から晩までスマホゲーム三昧の中学生もいる。
もし6月に中学校が再開するとしたら、予習完璧な子と3か月近くも勉強から離れている子が同じ授業を受けるわけだ。
後者がどういうことになるか想像できるだろうか。
新高1が受験後1か月、遊びほうけていたら入学後にひどい目に遭うのを毎年見ている。今回はそれの3倍も期間が長い。
恐ろしいことになるのは、火を見るよりも明らか。
<過去記事:休校期間に中学生がすべきこと<前編>>
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