[2020年6月25日 更新]
昨日の続き。
2020年度学力検査に基づく選抜、いわゆる一般入試の結果についての話。
◆平均点の男女差は縮まった
国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 3教科 | 5教科 | |
男子 | 50.5 | 50.4 | 60.6 | 86.9 | 86.1 | 161.5 | 334.5. |
女子 | 53.4 | 46.1 | 63.2 | 82.9 | 84.4 | 162.7 | 329.9 |
全体 | 51.9 | 48.3 | 61.9 | 84.9 | 85.2 | 162.1 | 332.2 |
これは2020年度の日比谷高校の受験者平均点である。
国語と英語は女子の方が点が高く、数学・理科・社会は男子の方が高い。
5教科の合計点も男子の方が約15点も上だ。
2019年度は、国語以外で男子の方が平均点が高かったから今年は女子が検討したと言える。
合格最低点は教えてもらえなかったが、このような発表はあった。
(ア) 高い内申点を取る子が高得点を取っている
(イ) 平均点のやや下が合否の分かれ目
この2つ、何気に重要なことを伝えてくれている。
準に考えてみよう。
◆テストの点が高い奴は要領がいい
学力が高い=内申点が高い と思いがちだが必ずしもそうではない。
キミの周りにもいないか。成果はイマイチなのに大人受けのいい子が。
通知表をつける中学校教師も一人の人間。好きな生徒・嫌いな生徒はいる。
だったら先生に好かれる先生を演じればいい。演じることでの不利益はいっさいない。そう割り切って行動できるような子はおしなべて内申点が高い傾向がある。そう私は思っている。
「通知表の点数は低いが、テストで逆転すればいい」という子は受験で撃沈する。
なぜか。
そもそも受かる奴は、テストで点を取れるし通知表もいい奴だ。
東京中のおりこうさんが集まる日比谷高校に、通知表の悪い奴が受かる余地はない。残念だが。
◆平均点を取れていれば合格圏内
日比谷高校一般入試の実倍率は2倍を超えない。
2016~2020年度の実倍率の推移は、
男子 1.62→1.75→1.62→1.82→1.50
女子 1.69→1.62→1.70→1.74→1.59
せいぜい1.7から1.8倍であり、半分以上の受験者は合格している。
ということは、ざっくり受験者平均点くらいを取れれば合格できるということである。今年なら国数英で160点、理科社会で170点といったところか。
そのポイントを数学、英語科の先生が教えてくれた。
◆減点されないこと
数学では3つの証明問題が出される。
その解答を書く際の「誤字」が目立つそうだ。
当たり前だが誤字で意味が通じなければ減点しなければならない。誤った解答だから当然だ。
英語でも英作文は「自分の考えることを平易な英語で表現してほしい」という言葉があった。難しい単語、難しい表現はいらない。イラストを見てどう考えたかを伝える問題であり、中学校で習ったことを使いこなすのがカギだそうだ。
まさにその通りだと思う。
これは共通問題の入試でも同じ。
間違っていなければ満点がもらえる。奇抜なことを書いてもボーナス点などは発生しない。
受かるための答案を作ることを、普段の定期テストから意識して訓練しよう。
続きは来週月曜。
合格実績についてまとめる。
明日は登録者限定記事で「お金儲け塾の見分け方」をお話しする。
お楽しみに。
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