都立に入る!

都立第一志望でも私立を受けるメリット

[2020年12月9日 更新]
当ブログの読者は、都立高校を第一志望にしている保護者や受験生が中心だろう。塾関係者もいるようだ。

今回は私立高校の併願優遇について。2週間前に書いた記事の続きにあたるので、未読であればまずは過去記事を読まれたい。

◆私立の一般入試を受けるメリット
都立にしか行くつもりがない。そうであっても私立高校の受験をしておいた方がいい理由は3つ。

1. 都立一般入試の予行演習になる
2. 「合格校」があることで、安心して都立を受けられる
3. 私立に行くことになった際、試験に受かってここに入ったと思える

「1」については以下に述べる。

◆入試では必ずトラブルが起こる
いくら万全の準備をしたとて、予想外のトラブルは起こりうる。

例えば、消しゴムを連続して床に落としちゃう。
例えば、緊張してトイレに行くもおしっこが出ない。で、試験中に尿意をもよおす。
例えば、受験票を忘れる。
例えば、乗る電車を間違えて反対方向や、降車駅を通過してしまう。
例えば、メガネをなくしてしまい掛け時計が見えない。
例えば、大雨に見舞われズボンどころかパンツや靴下までぐしょぐしょに濡れてしまう。
例えば、簡単な漢字ですら書けずパニックになる。

こういったトラブルを私立を受ける際に経験しておけば、対処法も考えられるし一度経験したことだから「前もあったな」と落ち着いて考えることもできる。
私立受験は都立受験のリハーサル、予行演習と考える。そのために安くない受験料を払うのだ。
極端な話、大失敗してもいい。それが本命の都立高校受験に生かせるんだからね。

多くの区立中学3年生にとって、受験自体が初めての経験だろう。
私立一般入試は受けておいた方がいい。
神奈川県では併願優遇だとペーパーテストを行わず、書類選考で合否を出す私立高校もある。例えば横浜学園高校や湘南工科大附属高校。

上記リンクは湘南工科大附属。ペーパーテストを行わないし採点作業も不要。面接もしない。
それでも受験料は満額25,000円をいただきますという取り組みである。

都内の巣鴨高校は5教科入試をきっちりやって、合格発表は翌朝10:00。それでも受験料は同額25,000円。
比べてみてどう思う?試験すら受けていない学校に合格して嬉しいかな。
私は「もったいないことだ」としか思わん。

都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ

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