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都立商業高校の卒業後は?

[2020年11月5日 更新]
現在、ココナラで進路相談を受けている。
相談料をいただいていますが、1件当たり4~5時間かかることもあり時給換算すると実に500円。
とは言え、自身の勉強料ともとらえているのでまぁ良いかと。多くの方に満足いただけているのもうれしい。

1件ずつ受け付けていますので、どうか空きが出るまでお待ちください。
前の依頼が終了したら、ツイッターでお知らせします。

◆商業高校から大学へ行ける?
大学に行くかもしれないので、高校はとりあえず普通科にする。こういう考えの方が後を絶たない。
間違いとは言わないが、それが最良の選択かどうかは疑った方がいい。

各都立高校の大学進学率などは、学校経営シートというものに明記されている。

※以下は、本所高校の例。
ページ最下段の「令和2年度学校経営シート(247KB) 」を見てみるといい。
右上に進路実績が書いてある。

今回はこの学校経営シートから、都立の商業高校の進路実績を比べてみる。
一口に商業高校と言っても色々ある。特色も違う。


これは最新の各高校の進路実績である。
小数第一位を四捨五入しているので、合計100%とは限らない。

黄色い背景の2校はビジネスコミュニケーション科。
ビジネスコミュニケーション科とは、
実践的な英語や異文化に触れた教育と情報処理技術やビジネス教育によって、グローバル化の時代に対応できる、知識や技術を身に付けて文系大学を目指す学生の専門高校です。 

この2校は大学進学を見すえた高校であるため、他の商業高校より大学進学率も高い。
それ以外で大学進学率が高いのは、第一商業高校と国立市の第五商業高校。

特に第五商業が素晴らしいのは「他」が1%しかいないということ。
この「他」は浪人生やフリーターなど。そういった層がなく、高校の雰囲気として必ず行き先を決めたいという気概を感じられる。

普通科であれば浪人生が一定数いるため、この「他」は出てしまう。
昨年度の西高校なんて「他」が48%だったからね。クラスの約半分が浪人生。

「他」の割合については、追って記事にする。期待されたい。

◆商業高校からも大学に行ける
江東商業、葛飾商業、第四商業、荒川商業以外は、半数が進学している。
大学、短大、専門学校と様々だが商業高校から大学に行けないわけではない。
第一商業、第五商業なんてクラスの1/3は大学に行くのである。

「大学進学を考えているから普通科にする」が必ずしも正解ではない。
これを知っておいてもらいたい。


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