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2023年度 都立推薦入試 倍率から分かること

[2023年2月3日 更新]
2月2日は推薦入試の合格発表。
今年もwebで合格発表が見られた。不合格者は無駄足を踏まずに済んだわけだ。

◆単位制高校は女子有利
2024年度入試から、都立高校普通科(単位制以外)も男女別定員を撤廃する流れだ。それ以外の都立高校はすでに男女別定員ではない。男女関係なく総合得点の高い方から合格するシンプルな選抜方法である。

2023年度、単位制普通科の倍率を見てみよう。


男子の方が倍率が低い(=優秀な男子合格者の割合が高い)学校。
合格者数は11校すべて女子の方が多い。応募者も女子の方が2~5倍程度多いからね。

目を引くのは大泉桜。男子は20名が応募して合格者ゼロ。
飛鳥、板橋有徳、忍岡も女子は半数以上が受かっているのに、男子は合格者の方が少ない。
単位制の最難関である新宿高校は逆。男子の方が合格率が高い。
新宿高校を受けるような男子は通知表も高いのだろう。

◆総合学科も女子有利
続いて総合学科。
10校すべてで女子の方が応募者が多く、合格者も多い
倍率も全校、男子の方が高くなっている。
学力中位以下では、女子の方が通知表のいい子が多く面接もそつなくこなす子が多い印象だ。

2022年度一般入試では葛西総合、町田総合、東久留米総合、若葉総合が全入だった。
今年はどうだろうか。

◆赤羽北桜 保育・栄養は不人気


最後に赤羽北桜高校。
相変わらず調理科は人気があり4.90倍。
保育・栄養科は1.36倍、介護福祉科は2.10倍

なお開校初年度である2021年→2022年の推薦入試倍率は
保育・栄養科 4.71倍→1.00倍
調理科 7.60倍→3.70倍
介護福祉科 5.00倍→2.20倍

2年目である2022年度一般入試では、保育・栄養科と介護福祉科は定員割れで全入だったのは記憶に新しい。
校長会調査の結果を見るに、保育・栄養科は今年も全入となると予想する。
さてさて。

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