都立に入る!

豊島高校 塾対象説明会のようす その3

◆推薦入試の最新データがもらえた
配られた資料の中に、面接点と小論文点の分布があったのでご紹介したい。
結論から言うと「1000点のうち内申点は500点だが、実質は6割以上を占める」である。
それを今回は説明したい。

190626a.png
こちらは小論文の得点分布。
300点満点であるが、2名を除き200点未満である。100点以下が半数を超えるのだ
実質200点満点で200点の幅がある、と考える。

190626b.png
こちらは面接点の得点分布。200点満点だ。
先ほどと違い満点付近もいる一方、100点未満は少ない。70点未満はいない。

では、面接や小論文で高得点を取れるのはどういう受験生か。
ずばり、万全の準備をしてきた受験生である。

特に面接。
面接はいいことを言えば加点されるというものではない。
聞かれたことに不足なく答えられればいいのだ。
そしてこの面接には「印象」が大きく影響する。ほとんどの受験生の場合、面接官の先生に会うのは初めてのはず。
面接官も受験生に会うのは初めてだ。この第一印象というのは非常に大事。
「試験なのだから、ちゃんと平等に見てくれるだろう」と考えてはいけない。
もちろん面接官も「平等に採点した」と言うだろうが、気づかぬうちに印象のいい受験生にはいい点数をつけているものだ。
それを面接官自身が認識していないというのが始末が悪い。

例えば、中条あやみが受験生として、さっそうと面接の教室に入ってきたらどうだろう。
回答内容が普通でも、自信を持った笑顔でハキハキ答えたなら、きっといい点数がつけられるだろう。
逆に、だらしない田舎のヤンキーみたいな姿勢・表情・服装をしていたらどうだろう。スティーブ・ジョブズのように受け答えができても点数は期待できないはずだ。

別に美人でなくても構わない。イケメンでなくてもいい。
すっとした姿勢と、愛嬌のある笑顔で答える。これは練習すれば誰でもできる。
練習もしないでぶつくさと文句を言わないこと。

そして聞かれる内容もある程度決まっている。
志望動機、中学校生活のこと、将来の夢などだ。解答例を用意しておくのはもちろんだが、大事なのは内容よりも表現力。
自信をもって明るく答えればいい。志望動機はよっぽどひどいものでなければ大丈夫だ。
これもスラスラと、ただしセリフっぽくならずに答えられるよう練習しよう。塾の先生にお願いすればいい。お礼に塾の掃除の手伝いなどをすると吉。

◆豊島高校を狙う男子は推薦を受けよ
男子の推薦倍率は低い。
豊島高校の推薦入試倍率は過去3年間で2.4→1.9→1.54倍と急降下している。
2020年度は上がるだろうが、女子に比べれば圧倒的に低倍率である。ねらい目だ。

なお女子は3.7→2.7→3.35倍とそこそこ高い。
が、十分に対応策を取れるなら、推薦入試に挑戦すべきだ。


都立に入る! ツイッター 毎日の更新情報を受け取れます

現役塾講師が教える 都立高校に受かるためだけのサイト。
都立入試・受験情報を無料で教えます。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「旧4学区(文京,豊島,板橋,北)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事