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都立高校からプロ野球選手になれるか

[2021年6月18日 更新]
◆都立高校出身のプロは今もいる
高校を出てすぐにプロ野球の世界に入ってくる選手。いわゆる高卒ルーキーは何かと話題になる。
去年のドラフト会議では、秋田金足農業高校の吉田輝星選手や大阪桐蔭高校の根尾昂選手。
その前は早稲田実業の清宮幸太郎選手など、野球に詳しくなくても知っているような有名人もいる。

一方で、よっぽどのファンでもない限り知られていないような選手も存在する。
プロ野球は12のチームがあり、毎年100名前後の選手が入団する。
同じように、毎年100名前後の選手が引退するのである。

過去に都立高校を出て、プロ野球の選手になれた選手は何人いるのだろうか。
今回は平成元年以降にプロになった選手に限定している。赤字は高卒、青字は大卒か社会人野球出身である。

住吉義則 竹早高→プリンスホテル→1990日本ハム1位
横川裕介 日野高→2002巨人8位
高江洲拓哉 府中工高→2005中日4位
石川柊太 総合工科高→創価大→2013ソフトバンク育成1位
秋吉亮 足立新田高→中央学院大→パナソニック→2013ヤクルト3位
鈴木優 雪谷高→2014オリックス9位
佐々木千隼 日野高→桜美林大→2016ロッテ1位
伊藤優輔 小山台高→中央大→三菱パワー→2020巨人4位

合計8名。
都立高校を卒業してすぐプロの世界に入れたのはわずか3人。

なお、過去に甲子園に行った都立高校については過去記事を読まれたい。


なお、最も多くのプロ野球選手を輩出した都内の高校は
 1位 日大第三高校35名(阪神 高山俊など)
 2位 帝京高校27名(横浜 山崎康晃など)
 3位 早稲田実業高等部24名(日本ハム 清宮幸太郎 など)
やはり私立高校、甲子園の常連校である。

最近は、高校を出てすぐプロ野球の世界に入る選手は少なくなっている。
2018年ドラフト会議で指名された高卒選手は、106名のうち48名。(育成選手も含む)
高卒の方が多いのは巨人、広島、日本ハムだけである。
(巨人は育成を含め10名中9名が高校生だ)

◆現役の都立高卒プレーヤーは1人
現在もプロ野球選手としてチームに所属している高卒選手は1人。
オリックス・バファローズの鈴木優投手だ。
あいにく今年はまだ1軍での勝利がない。
都立の星の今後の活躍を期待しよう。

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