[2022年1月10日 更新]
まもなく都立高校推薦入試の出願が始まる。
昨年度と異なり、各個人が郵送で出願することになる。通っている中学校から指示はあるだろうが、保護者任せずにせず受験生自身が意識してもらいたい。
受験生のキミが、保護者に入金や書類の不備がないかの確認をお願いするのだ。
なお出願期限は2022年1月12日(水)~17日(月)。
受験料(入学考査料)2,200円は出願前に支払って、領収証書を入学願書に貼る必要がある。
指定の郵便局必着なので17日に発送したら間に合わない。遅くとも13日(木)には郵便局に出しておこう。
後回しにするメリットは1つもない。
推薦入試の日程は都教育委員会のサイトに掲載されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b6/25e94fe91c3ff5d5a236c644f5f83542.png)
参照:都教育委員会HP
◆推薦の割合が増えたが
2022年度から、農業に関する学科、商業に関する学科、産業科の推薦入試定員を増やすことになった。
厳密には2021年度入試まで「定員の30%まで」だった推薦入試募集人員を「定員の40%まで」に上げたのである。
商業に関する学科を持つ9校のうち7校が全入(受験者全員合格)という体たらく。第三次募集までするという状況はもう避けたいのだろう。
倍率が出たのは千早高校と第五商業高校。
なお工業に関する学科は2020年度入試から「定員の40%まで」で推薦入試を実施していた。2022年度入試でも工芸高校を除く全工業高校は40%である。
2022年度推薦入試、募集枠を拡大したのは以下の青字の高校。
( )内は2021年度一般入試の実倍率だ。
農業に関する学科
農産高校(1.00倍) 30%→40%
農芸高校(1.01倍) 30%→35%
農業高校(1.00倍) 30%→35%
園芸高校(1.38倍) 30%のまま
瑞穂農芸高校(1.24倍) 30%のまま
商業に関する学科
芝商業高校(1.00倍) 30%→40%
江東商業高校(1.00倍) 30%→40%
第一商業高校(1.00倍) 30%→40%
第三商業高校(1.00倍) 30%のまま
第四商業高校(1.00倍) 30%→40%
葛飾商業高校(1.00倍) 30%→40%
第五商業高校(1.25倍) 30%→40%
大田桜台高校(1.00倍) 30%→40%
千早高校(1.36倍) 30%→40%
産業科
橘高校(1.13倍) 30%のまま
八王子桑志高校(1.27倍) 30%のまま
農業、産業科は分かりやすい。
倍率が出た学校は推薦募集の割合を変えず、定員割れした学校は割合を上げている。
商業は「?」である。
4年連続で全入の第三商業が30%のまま。2022年度の志望校予定調査(校長会調査)でもばっちり定員割れ(0.81倍)なのに。今年も全入かね。
一方、ここ10年で一度(2018年度)しか一般入試で全入になっていない千早。
10年で一度も全入になっていない第五商業が推薦定員を増やしてきた。
特に千早は最近3年間は安定して倍率が出ている。1.25倍→1.29倍→1.27倍
今春の一般入試はより厳しい戦いになると見ているがどうだろうか。
同じビジネスコミュニケーション科の大田桜台は、今年もまた全入っぽいね。
どこでもいいので全日制都立高校に入りたいなら、大田桜台はお薦めだ。大学進学を考えることもできるし穴場と言える。
<過去記事:都立商業科は1校しかない!?>
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