[2021年5月26日 更新]
今回は都立社会のマークシートの変遷を見ていく。
マークシート形式の問題がどのくらい出されているか、マークシート導入の2016年度以降のデータを並べる。2015年度は比較のため載せた。
◆大変革
結論から言うと、マークセンスになって大きく変わったのが国語、社会、理科。
国語は記述が減り簡単になった。
社会と理科は四択問題が減り、より難しくなった。

左の「率」は100点満点のうち、マークで答える問題の得点を示す。
右の「うち四択」は マークで答える問題のうち四択1つだけの得点を示す。
右の「うち四択」は マークで答える問題のうち四択1つだけの得点を示す。
2015年度までは3/4くらいが、ただの四択問題だった。
マークセンス導入の2016年度はほぼ同じ割合だったが、そこから年々ただの四択問題は減り、2019年度にはたったの40点分になった。
だが記述問題が増えたわけではない。
「誤採点を減らす」のがマークセンス導入のきっかけなのだから。
どう変わったかは解答用紙を見れば一発で分かる。下を見られよ。
2016年度

2021年度

参照:都教育委員会HP
2021年度の大問2、問1は四択問題2つとも正解で5点。あてずっぽうなら確率は1/16。
問2は4つの国それぞれに当てはまる特徴を4つの選択肢から選ぶ。完答で5点。あてずっぽうなら確率は1/24。
まぐれ当たりがそうそう出ないようになった。
ただの四択問題が少なかった2019年度は、そのせいもあってか平均52.7点。過去10年間で2番目に低い。
◆2022年度も同じ
最後に私の予想。
来年度もただの四択問題は10~11問、40~45点分。
分かっている者だけが点を取れる形式だろう。社会の受験勉強、特に地理歴史は夏休みにほぼ完成させねばならない。2学期にそんなことやっている余裕はないから。
正しく学習してもらいたい。
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