[2022年2月11日 更新]
東西の進学重視型単位制都立高校の雄である、新宿高校と国分寺高校を比較する。
どちらも人気があり、男女別の定員でないため女子の方が生徒数が多いのも特徴。
まず、応募倍率(差し替え前)→最終応募倍率→受験倍率
を比べてみる
新宿
2006年度 2.55→2.36→2.10
2009年度 2.92→2.59→2.34
2010年度 3.26→2.87→2.59
2011年度 2.38→2.35→2.14
2012年度 2.65→2.52→2.26
2013年度 2.44→2.36→2.15
2014年度 2.12→2.15→1.98
2015年度 2.08→2.08→1.90
2016年度 2.12→2.13→1.95
2017年度 2.57→2.40→2.14
2018年度 2.39→2.31→2.06
2019年度 2.15→2.13→1.89
2020年度 2.01→2.03→1.82
2021年度 1.91→1.92→1.71
2022年度 2.40→
ここ2年程低迷したが、今春はまた盛り返してきた。
青山高校以上の大学合格実績を出したのが響いたのだろう。2022年度も厳しい受験になりそうだ。
国分寺
2006年度 2.37→2.22→1.92
2009年度 2.06→2.01→1.83
2010年度 2.10→2.00→1.85
2011年度 2.49→2.30→2.07
2012年度 2.01→1.94→1.77
2013年度 2.36→2.24→2.01
2014年度 1.80→1.77→1.66
2015年度 1.66→1.67→1.56
2016年度 1.75→1.74→1.62
2017年度 1.82→1.79→1.67
2018年度 1.57→1.60→1.53
2019年度 1.89→1.79→1.68
2020年度 1.61→1.58→1.49
2021年度 1.83→1.77→1.66
2022年度 1.66→
一方、国分寺は元気がない。都立の中ではまだ倍率がある方だが、かつて応募倍率2倍超えが当たり前だった頃の面影はない。
中央線の沿線には上位私立高校が多くある。早実、中大附属、明大中野など。バス利用なら早高院、中大杉並もある。そちらにも流れているのだろう。
◆受験生は都会を好む
地方の人が都会にあこがれるのは今も昔も変わらない。
高校受験でもその傾向は顕著だ。
練馬区、杉並区、世田谷区。路線で言うと中央線、西武新宿線、東急東横線・田園都市線に住む子は、東上するケースが多い。つまり都会に向かう。
三鷹や吉祥寺あたりなら、国分寺や立川方面に行くことも可能なのになぜか新宿方向にあこがれる。
男子より女子の方がこの傾向が強い。
でもね。
高校は近い方がいい。電車も上りより下りの方が空いてていい。
渋谷だ恵比寿だにあこがれるのはいいが、たまに行くくらいで丁度いい。
学校帰りに毎日寄るようなところでもない。そのために毎朝、混んでる電車に乗らなきゃいけないのだから割に合わない。
例えば三鷹からなら、新宿高校も国分寺高校も通学時間はそれほど変わらない。
新宿高校の方が駅から近いが、駅も道も混んでるぞ。
都心の学校が高倍率なのは立地がいいからだ。
それが高校選びの最重要ポイントだというのなら構わない。そうでないなら都心に向かわない方向の高校を選ぶ方が絶対にいいぞ。
混んだ電車はそれだけで体力も気力も削られる。それが3年間続くことを想像してほしい。
都立に入る! ツイッター 役立つ情報。ミンナニナイショダヨ
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