[2019年 11月 1日 更新]
都教育委員会のホームページで、現在の中3を対象とした令和2年度都立高校入試の詳細が公表された。
とは言え、これ全部を読むのは私のような都立高校入試に携わる者のうちでも少数派。
普通の受験生や保護者は読まないだろう。
今回は私が、2019年度との違いを中心にお伝えする。
◆大きな変更点はない
結論から言えば、全校での大きな変更点はないということ。
細かい点で言えば4つ。
1.「調査書」の様式を変更
マーク読取装置を利用したものになる。
もっとも、調査書は中学校の先生が作成し、受験生は中身を見ることがない。
受験生にとっては、どうでもいいこと。
2.試験会場への携帯電話の持ち込みを可とする
ただし使用は禁止。
電車内など、試験会場への往復時に使ってもいいですよ、ということだ。
3.杉並総合高校で"在京外国人生徒対象の入試"を実施する
2019年度、4月入学生徒の入試は
国際高校
竹台高校
飛鳥高校
田柄高校
南葛飾高校
府中西高校
六郷工科高校
の7校だったが、杉並総合高校が追加される。
総合学科では唯一である。
4.大島海洋国際高校の推薦入試会場の変更
正確には島外受験の会場。
今までは芝商業高校で出願や合格発表も行っていたが、推薦入試・一般入試ともに出願も入試も合格発表と手続きも東京都教職員研修センターで行う。公式サイト
都立工芸高校の隣、水道橋駅から歩いてすぐ。
東京ドームも見えます。
<出典:研修会場までの交通アクセス>
◆その他、注意しておきたいこと
「男女枠定員製の緩和」が以下の9校で新たに導入される。
鷺宮高校
大山高校
深川高校
東高校
葛飾野高校
南葛飾高校
武蔵村山高校
拝島高校
羽村高校
大山高校
深川高校
東高校
葛飾野高校
南葛飾高校
武蔵村山高校
拝島高校
羽村高校
男子の受験生は特に注意されたい。
たいていの場合、男子にとって不利な制度だからだ。
詳しくは過去記事に書いてある。
<過去記事:「男女別定員制の緩和」とは>
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