◆部活を3年間休まずやっても、全国大会で優勝しても、加点はない
「内申点を上げるために学級委員をやる」
「ホントは辞めたいけど部活を最後までやる」
「ホントは辞めたいけど部活を最後までやる」
これらは、都立高校の一般入試においては1点にもならない。
“調査書点”が内申点にあたるが、都立高校一般入試で見られるのは
中学3年生2学期の9教科”評定”のみ。
(評定は1・2・3・4・5の点数のこと。オール5が最高)
◆調査書はこうなっている
部活でどういう成績を出したか。
生徒会などの活動をしたことなどは、調査書に記載はされる。
しかし、都立入試の調査書は評定を点数化することになっているので、そういった活動は点数にはならない。
部長をやっても生徒会長をやっても三年間学級委員でも、1点も与えられない。
親や先生に「内申に響くぞ」と脅されて部活を辞められないキミ。
無理するはことないんだぞ。
やりたいのなら止めないが、「内申のため」に部活・生徒会をやる必要はまったくない。
それは知っておいてほしい。
中学校の部活動など、やりたい者がやればいいし、辞めたければいつ辞めてもいい。
「続けるのが美徳」という考えの大人も多いが、なんでもそうとは限らない。
自分にとって「やったほうがいい」ならやればいい。「やらないほうがいい」ならやるな。
ただし、「やらなくてもいい」と思っているなら、その前に「やったほうがいいけど」が付く。
やったほうがいいと思うけど、やらなくてもいい。
そう思うならやりなさい。
◆ハードな部活動により失うもの
23区内の中学校では1学年2~3クラスも珍しくない。
よって部活動の種類も限られる。
また活動日数は、運動部なら週5日以上、土日も試合などで出なければならないことがほとんど。
週3日くらい運動がしたい。そんな選択肢はほぼ無い。
希望する高校に合格したいだけなら、部活動に費やす時間を勉強に費やしたほうがずっと効率がいい。
調査書の評定で高い評価を得られるからだ。
◆部活をやめたいが、顧問に引き止められた
そもそも部活動は自主的に参加するもの。強制されるものではない。
「部活をやめたい」と顧問に相談すれば、よっぽどの問題児でない限り引き止められる。
それも優しくではなく、
「お前がやめたら他の仲間に迷惑がかかるだろう」
「そんな根性のないことだと、これからやっていけないぞ」
「今度の試合はどうするんだ」
そんな感じで、キミがさも悪いかのように顧問は怒るだろう。
気にすることはない。
キミには辞める権利もある。
部活の将来を考えるのは顧問の仕事であり、キミの仕事ではない。
親を説得できたのであれば、何に遠慮することはない。辞めよう。
◆部活にはメリットもある
もちろん部活をやってよかったこと、身に付いたものもあるだろう。
部活の仲間はクラスメートよりも、卒業後もつながりは強いはずだ。
いっときの感情で辞めてはいけない。
よくよく考えよう
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