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【データ分析】2024年度 男子合格者が減る都立高校は

[2023年9月15日 更新]
来年度から都立高校の募集人員、男女別の枠は全廃となる。
そこから予想されること、結論から言おう。

2024年度、推薦入試の女子応募者が多い都立高校は、一般入試でも女子が集まり男子合格者が少なくなる。
2023年度の結果から想定した。

◆都立推薦の応募者 男女差が激しい5校
2023年度、男子の方が推薦応募者が多かったのは区部58校のうち18校のみ。40校は女子の方が多い。男子の方が多かったのは以下。
【推薦入試応募者 男子-女子】
足立新田 +32
雪谷 +26
高島 +26
葛飾野 +25
光丘 +22
足立 +19
石神井 +16
蒲田 +15
東 +14
足立西 +13
足立東 +12
淵江 +10
大崎 +8
紅葉川+7
江北 +6
南葛飾 +5
千歳丘 +4
篠崎 +3

スポーツに力を入れている雪谷、高島、石神井。
他は、学力最下層の高校が目立つ。

逆に女子の方が30名以上、2023年度推薦応募者の多かった学校は以下の通り。こちらは全都内の普通科を集計した。
【推薦入試応募者 女子-男子】
富士森 +98
西 +73
三田 +66
竹台 +56
日比谷 +51
松原 +44
文京 +41
向丘 +39
戸山 +38
豊多摩 +38
江戸川 +37
竹早 +35
板橋 +34
昭和 +34
駒場 +33
練馬 +33
本所 +33
南平 +33
鷺宮 +31
青山 +30
小川 +30

都教育委員会が発表した、2023年度一般入試で男女枠を撤廃したと仮定した場合、女子合格者が増えていたであろう高校
三田、鷺宮、竹台、富士森、神代、広尾、豊多摩、竹早、日本橋の9校だった。

うち6校が上記の"推薦応募、女子が30名以上"に入っている。入っていない3校も女子の応募数の方が多い。
日本橋 +26
神代 +16
広尾 +14

ということは、推薦入試で女子の応募数が多い高校は、2023年度よりも一般入試で女子合格者が多くなる可能性が高い。


◆2023年度一般入試で女子合格者が多かった
では"推薦応募、女子が30名以上"の学校は、一般入試でも女子合格者数が多かったかどうかを見てみよう。

【一般入試合格者 女子-男子】
富士森 +51
西 -6
三田 +41
竹台 +30
日比谷 -25
松原 +26
文京 +29
向丘 +32
戸山 -17
豊多摩 +44
江戸川 +34
竹早 +30
板橋 +14
昭和 +31
駒場 +22
練馬 +15
本所 +12
南平 +1
鷺宮 +31
青山 -1
小川 +15

さて、相関関係が見えてきた。

"推薦応募者、女子が30名以上"の学校は、一般入試でも女子合格者が多くなる。ただし進学指導重点校は当てはまらない。

逆も判明している。"推薦応募者、男子が20名以上"の学校は、一般入試でも男子の合格者が多くなる。

女子の推薦応募者が多い=女子の入学希望者が多い
ということだから、一般入試でも女子合格者が多くなることは想像しやすい。

2024年度一般入試、ギリギリのラインで合格を狙っている男子受験生は、推薦入試で女子応募者が多い高校は避けた方が無難だ。
合格ライン付近は、調査書点の高い女子やスピーキングテストの得点の高い子に持っていかれる。
推薦入試の結果を見てから、一般入試の出願校を変えることは可能。

だが考えて見よ。ギリギリでなければいいのだ。
今から余裕をもって合格できるよう鍛え上げよう。

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