◆都立学校魅力PR動画「まなびゅ~」
2018年10月から都立高校の紹介VTRをYoutube上で見られるようになった。それが「まなびゅ~」だ。
動きの遅い東京都としては画期的な出来事といえる。
はじまって4ヶ月、まだ10校だがこれから増えていくだろう。
ホームページの写真だけでなく、生徒の様子も動画で見られるのはいい。
が、その内容の質には雲泥の差がある。
すべてのまなびゅ~動画を見て、個人的なランキングを作った。
興味がある学校は、ぜひご覧いただきたい。
◆おりぐち的 ランキング
8~10位はどんぐりの背比べ。
たいした差はない。
10位 千歳丘高校「まなびゅ~動画」
申し訳ないがつまらない。
写真とコメントを垂れ流しているだけ。動画にする意味がない。
通学路一つとっても、実際に歩いて撮影し、早回しで再生するなどできるよね。
台湾の修学旅行は観光スポットの写真だけ。”修学旅行の様子”の写真ではない。
体育祭、文化祭は「まなびゅ~」作成の声がかかる前に動画を撮影していなかったから仕方ない。
が、部活動の様子などは動画で撮影できるはず。
今年、改築工事が終わるというなら、今の工事の様子を載せるといい。
1月25日掲載と後発であるにも関わらず、この質なので最下位とした。
9位 足立西高校「足立西高校 まなびゅ~」
普通の高校紹介。
申し訳ないがつまらない。
8位 高島高校「高島高校まなびゅ~」
生徒の表情が全く分からない。動画ではなく写真中心。
残念ながら、「作れと言われたから作った」感がいなめない。
ここからは「まぁ見ていいかな」というレベル。
7位 新島高校「学校紹介」
普通の高校紹介。
少人数の学校ならではの魅力や、島であることのいい点をもっとアピールすればいいのに。
特産の新島ガラスが学べるというのは、大きな特長だよね。
タイトルも凝ってほしい。「新島で、純白の校舎があなたを待っています」とかね。
6位 田園調布高校「学校施設紹介ビデオ」
生徒が校舎内を紹介する動画。音声が聞き取りづらいのが残念。
カクカクしているがドローンを使っての撮影など、取り組みは面白い。
演劇部とメディアサイエンス部が協力している。
5位 豊島高校「豊島の実態、見つめてよ♡」
アドベンチャーゲーム形式になっている。
生徒主体で作成したような出来。まぁまぁ面白い。タイトルもよいね。
4位 淵江高校「淵江高校へようこそ!」
放送部のナレーションがあって見やすい。
写真や動画で生徒の表情も見えているのはGood。
「生徒にインタビュー」は音声が聞き取りづらい。しゃべった内容をテロップにするといいのでは。
ここからがTOP3。
この3つはどれも面白い。先にこれから見ると、他の高校がつまらなく感じるので注意されたい。
3位 秋留台高校「励まし応援勇気づけ」
いい。
「高校生手帳」など、この高校独自の取り組みが分かりやすく伝わる。「ほかの学校と違うところ」
放送部の生徒がナレーションしているところも、高校生活をイメージしやすい。
イラストを描いているのも、ここの生徒。
学校説明会の紹介につなげているのも「じゃあ行ってみよう」と思える流れになっている。
惜しむらくは、生徒の表情ほとんどにボカシがかかっているところ。
まじめな表情、楽しそうな表情を見せられたらもっとこの学校の良さがアピールできるのに。これがクリアされれば1位だった。
電話の受付時間もあるとなお良し。
2位 大江戸高校「【コマ撮りアニメ編】かもめ君のおおえど散歩」
試みはいいが、何を見せられているのかが分からない。
テロップやナレーションがないのは意図したものなのか。あった方がいい。
「【校長?の施設紹介編】トシインパクト」
生徒が校長のフリをして、学校内を案内してくれる。
テロップもあり、Youtube動画っぽい。
柔道場ではちゃんと靴を脱いでいるのが個人的にはツボ。
校舎施設案内としては秀逸な動画。学校生活編も見たい。
1位 雪谷高校「ミニ学校紹介」
いちばんいい。
ナレーション、字幕もあり流行のYoutubeっぽい。
生徒の表情やカメラアングルなども凝っている。画質もいい。
「このDVD」と2度ほど言っている。
本来は30分程度の学校紹介ビデオを「まなびゅ~」用に編集したのだ。
よって純粋な「まなびゅ~」動画とは言えないかもしれないが、学校説明会で30分の本編が見られると動線ができている。
一部音声がない。編集ミスか?
いかがだったろうか。
今後も「まなびゅ~」が更新されれば紹介していく。
面白い動画でその都立高校が注目されれば、受験生が増えて質の高い受験生を選抜できるようになる。
こういう動画を積極的に始める学校は、学校内での改革も早い。
ぜひ注目していきたい。
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