自民派閥「偽装解散」指摘も 政治団体、事務所が存続
時事通信 政治部2024年04月19日07時41分配信
【図解】自民党各派閥の状況
自民党内で、「解消宣言」したはずの派閥が形式上、存続し続けている。政治団体の届け出は取り下げられず、事務所も残ったまま。各派は、政治資金の処理作業などを理由に挙げるが、与野党から「偽装解散だ」との声が出ている。
規正法改正、自民及び腰 野党「統治機能喪失」
18日昼、麻生派が東京都内の事務所で開いた「例会」。居並ぶ所属議員を前にあいさつした麻生太郎副総裁は衆院3補欠選挙に触れ、「経験、実行力を伴うのは自民党をおいてほかにない」と奮起を促した。
裏金事件の発覚前、党内6派では毎週木曜日、同様の光景が見られた。しかし、安倍、岸田、二階、森山各派が相次ぎ「解散」を表明。17日に茂木派も追随し、残りは麻生派のみとなった。
もっとも、実際に派閥が姿を消したとは言いがたい。派閥を構成する要件の一つは、政治資金規正法に基づく「その他の政治団体」の届け出。「解散」を打ち出した5派は、いずれもこれを取り下げていない。
裏金事件で多くの処分者を出した安倍派は「弁護士費用の精算などで作業が長引く可能性もある」(関係者)と説明。岸田派も事務所閉鎖や届け出取り下げの準備を進めているという。二階派は、元幹部が当選回数ごとの懇親会を開催。二階俊博元幹事長は「人は自然に集まる。自然体でやる」と語っている。
一方、茂木派は「政策集団」として活動を続ける方針を示しており、茂木敏充幹事長は「集まり、結束は大切にしたい」と強調。18日は若手を中心に昼食会を開いた。
岸田文雄首相の党総裁任期は9月まで。来るべき総裁選を見据え、従来の枠組みを維持して影響力を温存したいという、各派有力者の本音も透ける。
野党側は、国会審議で「口だけで『解散します』と言っても駄目だ」(立憲民主党の辻元清美氏)と批判。自民党の閣僚経験者も「現状はどう見ても『やるやる詐欺』だ」と断じた。
麻生太郎 政治資金規正法 二階俊博 茂木敏充 岸田文雄 辻元清美 政治
最終更新:2024年04月19日07時41分
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時事通信 政治部2024年04月18日17時39分配信
衆院本会議で訪米について報告する岸田文雄首相=18日午後、国会内
衆院は18日の本会議で、岸田文雄首相から先の国賓待遇での米国訪問について報告を受け、質疑を行った。
首相は自衛隊と米軍の指揮統制の連携強化でバイデン大統領と合意したことについて「自衛隊と米軍はおのおのの指揮系統を通じて行動し、憲法と国内法令に従って行動することが日米間の共通認識だ」と述べ、自衛隊が米軍指揮下に入るとの懸念は当たらないと強調した。
立憲民主党の源馬謙太郎氏への答弁。
首相は「平時、有事を問わず、首相が最高指揮官として自衛隊を指揮・監督していく」とも説明した。公明党の金城泰邦氏への答弁。
最終更新:2024年04月18日17時39分
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*04/22 衆院予算委員会 立憲民主党 無所属 岡田克也議員の質疑より
*日本の防衛についての問題・・・
「米国から新規で購入」している自衛隊の戦闘機など「中古品」ばかりのようだ!・・・。
「自衛隊員がそのように述べている・・・」。
与党・自民党の現政権、幹部議員らがバカなので「そのような状態になっているのだ!」。
議員自身が購入する自動車、「新品で購入」しているのに、「中古品」でも良いのか?!・・・。
「極めてバカにされた、許せない状態と言える!」。
民間ならば「あり得ない状態!」と言える・・・。
直ちに正すべきと言える!。
何でもかんでも「秘密主義!」なので「日本政府、政権が騙されるのだ!」。
透明性のある国、政治、報道がある状態であれば、国自体が正常化していくのだ。
騙す側は、多くの庶民に知られる事を恐れているのだ。
「情報の透明性」は、「偉大な力」となるのだ。
「海上自衛隊ヘリ、墜落事故」についての追加情報。
*「僚機間リンク」と言う言葉、初めて聞いたが、この技術はインターネットに接続して使用するシステムなのか?!・・・。
もしもそうであるのならば「ハッキングされた可能性」は否定出来ない。
3機飛行していて、2機に同じ高度で飛行する情報を転送し、表示、もしくは自動飛行させた場合、その飛行高度を両機体が合わせる事になり、その様になれば、接触し、墜落する事もあり得る・・・。
位置情報・管理運用においてインターネット、衛星通信などは非常に重宝するが、「セキュリティ」については、通信環境上のコンピューターに「Windows」が使用されている場合、意図的に設定してある「セキュリティ・ホール」から侵入され易く、「完全なものではない」、と言える。
記事参照。
海自ヘリ2機墜落事故 互いの位置情報 共有システムで結ばれず
2024年4月22日 19時30分 事故
20日、伊豆諸島沖で海上自衛隊のヘリコプター2機が訓練中に墜落した事故で、この2機どうしは互いの位置情報などを電波で共有するシステムで結ばれていなかったことが、防衛省関係者への取材で分かりました。複数の機体で飛行する際には基本的にこのシステムで結ぶことになっていて、海上自衛隊が詳しいいきさつを調べています。
20日深夜、伊豆諸島の鳥島の沖合で海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が潜水艦を探知する訓練中に墜落した事故では、乗っていた隊員8人のうち1人が死亡し、7人が行方不明となっています。
海上自衛隊によりますと、このヘリコプターには、目標の情報などをリアルタイムで共有するため、複数の機体を電波でつないで互いの位置情報などを共有する、「僚機間リンク」と呼ばれるシステムが搭載されていますが、2機どうしはこのシステムで結ばれていなかったことが、防衛省関係者への取材で分かりました。
防衛省関係者によりますと、このヘリコプターが複数で飛行する際には、基本的に「僚機間リンク」で互いに結び、接近した際には警報音が鳴って衝突を回避するということです。
一方、目視やレーダーの情報でもほかの機体の位置を確認するということです。
海上自衛隊は、2機が空中で衝突して墜落した可能性が高いとみて、「僚機間リンク」で結ばれていなかったいきさつなどを調べるとともに、行方不明となっている7人の捜索を続けています。
海自 2021年の訓練中事故受け 再発防止の取り組み強化
海上自衛隊は、2021年に夜間の訓練を行っていたヘリコプター2機が接触する事故が起きたことを受けて、再発防止の取り組みを強化していました。
事故を受けて海上自衛隊は、目視による見張りを厳格に行うとしたうえで、夜間などは目視による見張りには限界もあるとして、状況に応じてレーダーなどの機器も使って周囲の機体の位置や動きを把握するよう指導しているとしています。
また、SH60Kなどの哨戒ヘリコプターには、目標の情報などをリアルタイムで共有するため、ヘリコプターどうしを電波でつないで互いの位置情報を知らせ、機体が接近した際には警報音が鳴る、「僚機間リンク」と呼ばれるシステムが搭載されているということです。
このほか、同じ空域に複数のヘリコプターを派遣する場合は、管制担当者がそれぞれの機体に対して高度をずらすよう指示を出しているということです。
海自 “フライトレコーダー解析 機体の異常確認されず”
海上自衛隊によりますと、SH60K哨戒ヘリコプターでは機体の左後方の外側にフライトレコーダーがついていて、水圧がかかると自動で機体から分離して水中に浮くようになっています。
直径43センチ、高さ19センチの筒状で、機体から分離すると、位置情報を電波で発信するほか、白色に発光するようになっていて、今回はこれらが正常に作動したことから、発見が早かったということです。
フライトレコーダーには、エンジンの出力や飛行高度、機内の音声の記録などが入っていて、今回の事故では、音声も含めて飛行に関する詳細な記録が残されていたということです。
海上自衛隊によりますと、今回、フライトレコーダーの解析から、機体の異常は確認されなかったということで、今後、詳細な解析を行って事故原因の究明を進めることにしています。
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4月21日 20時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240422/k10014429961000.html
「秘密主義」を考えた場合、立場の弱い方、者は、騙される事に繋がる。
「秘密主義」は「立場が強い者等」が考えた考え方、「主義」と言える。