とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
テレホン相談
各宗派有志の僧侶の方々で行っているボランティア組織に参画していますが、昨日は当番日です。
師走の慌しさ、切迫感が相談からも感じられます。相談の内容は様々です。お寺さん、住職さんって、やっぱり敷居が高い感があるのでしょうか。直接聞きにくいことも多いようです。それでも、住職さんならではの見識、考えが最優先されているところが仏事の特徴でもある一面があるのです。特に金銭面での質問が多いのです。
葬儀社さんに聞くと、お寺さんによっても様々ですから「直接、ご住職さんにお聞きください」と言われることが多いようで、そして勇気を出して(笑)直接聞くと、「おいくらでも、お気持ちで結構です」と言われる。さあ・・・、そのお気持ちが問題。というわけで、現職の住職が応えるこの窓口の存在意義があるのでしょう。
金銭面のみならず、墓地建立・継承の問題、永代供養の問題、仏事を超えた人間間トラブルやご自身の心のなやみ相談と重なることもしばしば。
一般の方のみならず、他の機関で相談を受けた窓口の方々も答えに窮して、ここを利用してきます。昨日は何例もありました。九州、大阪、長野、静岡・・・等、各地からアクセスがありました。
そんなとき、宗教・仏教・寺院・住職ということへの理解がなかなか伝わらないことがあります。相談される人の中には、極端に自己中心的に考える方も多いのです。そんなとき、つい苛立ちの気持ちがわいてしまいますが、ブースのデスク脇に置かれたニコニコ君(勝手に私が呼んでいるのですが・・・)がそんな私をいさめてくれます。「怒らない、怒らない!!」と。
でも、終わったあと、「有難うございます」と言われるとホッとします。中には、毎日かけてくる常連さんもいられます。対応者は日替わりですから、いろいろなご住職との対話は心が和むのかも知れません。
ところで、この場所、白山通りを歩いていて気がついたことがあります。10日前と街路樹の様子が変わっていないのです。葉が落ちないのです。うちの銀杏も成道会を過ぎても残っているのはめずらしいことです。暖かいということなのでしょうか。もしかして、年を越すのでは?
12月11日 12月1日
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布施について、中々明確に回答しづらいところですね。私は、臨機応変?対機説法?的に明確に答えております。相手がどう判断するかは深く考えずに・・・。こちらの田舎の葬儀社では、浄土真宗の価格?!で、勝手に話を進めてしまうため、苦言を呈し「住職に聞くように」と葬儀社教育をしているところですが、なかなか改善されません。
閑話休題。先日上京して感じましたが、確かに広葉樹の落葉が進んでいませんでしたねぇ。来週から、こちらも雪だるまがならんでいますので、一気に落ちるのではないでしょうか?
19日、又会議で上京します。
また、上京ですか。大変ですね。
私はこれから本庁です。一泊で協議会です。