とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
自然動物園?
念願のリスのショットが撮れました。いつもねらっていても動きが速くてなかなか収められないのです。
撮影場所は、寺務所のコンピュータの窓越し数メートルのところです。小鳥用に作った水のみ・餌付け台に置いたみかんを食べに来ていたところです。
このリス、鎌倉などで見かけるシマリスとは違ってグロテスクで繁殖力も強く、境内にとっては少し困りものです。台湾リスという種らしく、野生というよりは外来種が入り込んだらしいのです。うちの境内には10年以上も前から住み着いて、年々増えています。木から木へ、屋根から枝へとさわたり歩いています。困るのは、実が無くなるとモチの木などの幹までかじるようで、それらの枝が枯れてしまうのです。爪がするどいので、足場にしている樹木の肌も傷つけれらてしまうのです。
参詣の方は、「あっ、リス!」といってめずらしがっていますが、少し困っているのです。しっぽが太いのが特徴です。
この他にも、境内にはハクビシン、アライグマが出没するようで、本堂の屋根裏に入り込んでいる形跡があるのです。半年ほど前にハクビシンを捕獲し、出入りが予想される隙間はすべて埋めたはずなのに・・・。調査を依頼した業者さんによれば、一部がはがされているとか。板をクギで止めたくらいではダメなのだそうです。困ったものです。
山深い地区の、クマ・いのしし・鹿・猿といった在来野生動物と、都会近郊の境内に出没する動物達とは、発生の原点が違うようです。もともとこの地にいたわけではなく、ペットとして飼われていたものが野生化したと考えられているのです。
チョウの異常分布問題などと同様、環境保護について、よくよく見守って対策を講じていく必要があると思います。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 釈尊成道会 | テレホン相談 » |
やはり、お寺さまは自然がいっぱいなのですね~。
確かに境内、自然感いっぱいですが、人にとっての迷惑も自然のうちなのかも知れません。もう一つ、カラスも困っています。お墓の供養物をねらって待機しています(笑)。これらも都会型の自然のリスクなのでしょうかねェ。