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応量器(おうりょうき)②

先日の参禅会には、息子のお友達が、S寺の行事明けにそのまま滞在し、二名ほど参加してくれました。そのうちのTさんにモデルをお願いして、僧堂飯台(そうどうはんだい)と呼ばれる、食事作法の実演をしていただきました。

肘を張って、背筋を伸ばして食べるのが特徴。頭鉢を持つ左手は、薬指・小指を除く三指で支えます。袈裟をつけて食べるのですから大変です。
Tさんは、E寺で典座寮(てんぞりょう)と呼ばれる台所の係のリーダー経験者でもあり、興味ある話をいろいろ聞かせてくださいました。
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コメント
 
 
 
無駄のない動きですよね (某子)
2005-06-28 13:30:14
E寺に参禅したときに、初めて応量器なるものの存在を知りました。最初は順番を覚えるのに必死、食べるスピードをみんなに合わせるのに必死(男性の方は早いですから・・・)、で、味わう余裕などありませんでした。



でも、応量器を扱う作法というものは、順番を一つとってみても理にかなっていて、無駄のない動きが茶道(むか~しかじっただけですが)と似ている気がしました。



日常生活の中では、このような食べ方をするチャンスがないので、順番などは忘れてしまいますが、残さずきれいにいただく、という基本姿勢は、いつも心に留めているつもりです。



食べ残しを平気で捨ててしまう日本人が増えたいまこそ、こういう作法をみんなに知ってもらいたいですよね。それをお寺のほうで実演されるのは素晴らしいことだと思います!
 
 
 
Unknown (賢隆)
2005-06-28 15:12:29
本日、E先生より詳細で膨大な資料が送付されました。

これらより、開山の示寂550年ではなく、寺開創550年が妥当との結論に!あらゆる印刷物の変更を余儀なくされています。檀家になんと説明しましょう!

僧堂飯台、懐かしい響きの言葉でしょうか。30年以上経つとすっかり忘れてしまっています。

目下、寺史原稿を真っ赤にして校正してます。 賢
 
 
 
→某子さん (tera)
2005-06-29 09:09:08
応量器の飯台、大変ですよね。お茶・お花などの作法と似ているって言われますよね。確かに合理的だと思います。



食物を大切にするという意味でも、応量器の文化は大切ですね。



この度の実演も、参禅会の人のリクエストがあったのです。関心は深いみたいですね。

特に興味を持たれた方に、「典座教訓・赴粥飯法」(講談社学術文庫)をお勧めしました。
 
 
 
→賢ちゃんへ (tera)
2005-06-29 09:16:47
知恵袋の後ろ盾の先生がいらして良かったね。実際には何年ずれなのかなぁ。いずれにしてもここは、寺開創550年の報恩大遠忌として、寺伝550回開山忌を行うことでよいのではと思います。



印刷前でよかったね。
 
 
 
Unknown (賢隆)
2005-06-29 17:51:17
本日、E先生のもとへ原稿を届けにA市まで行ってきました。大系譜にS寺晋住の記載があり、絶対に動かないとのこと、ショック!しかし、開基の没年月日が史実により、はっきりしているので、開創550年ということで一件落着?しました。既に準備を始めていますし、今更「間違いでした」な~んて、とても言えません。 印刷物も角塔婆も浄書してなくセ~フでした。

ところで、36年間開山様はどうしていらっしゃったのか?晋住後の示寂地は?謎は深まるばかりで、夜もオチオチ眠れません!ここは、鹿児島出張しかない!と思いましたが、財務省から却下 賢
 
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