とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
荒神様春の大祭
東京品川、青物横丁にある海雲寺、千躰荒神様の春の大祭が27日・28日に行われました。秋の大祭については、以前に紹介した通りです。冒頭の写真は、境内で出迎える荒神像と、後方は荒神殿の屋根にそびえる火災消除のシンボル「御幣(ごへい)」です。
秋は、寒い季節に入るに当たって、暖房に使う火による火災災害から守ってもらうための祈願の大祭と言われ、多くの人で賑わいます。春は、その季節が過ぎ、無事に冬を乗り切れたというお礼参りの意味の大祭とも言われています。
頼む時は一生懸命でも、大過なく過ぎると忘れてしまう、ありがちな心情の機微とでもいいましょうか、春は参拝者が少なく、静かにお参りができます。春は春の良さがあります。
山門脇の椿が、
参詣者を迎えてくれます。
春の参詣者は、熱心な信者さんが多く、ほとんどのお参りの方は、各家に祀っている荒神様のお姿(お宮様)を持参して、護摩の火にかざしてお清めしていただきます。
この↑写真の右側から火にかざしているのがお宮です。右の写真は拡大したものです。このような分身とも言えるお姿を各家の台所に安置して、台所の安全と、家内の諸災消除を祈願するわけです。江戸時代から230年近く伝わる伝統行事です。
現代は、直に火を使う場面が少なくなり、火を起こす苦労や火の有り難さ、そして火の怖さが忘れ去られてしまいがちです。そんなことからも、このような伝統行事、大切にしたいものです。
28日には、テレビの中継が入りました。みのもんたさんの「おもいっきりテレビ」の生中継の模様です。前日に下見に来て、参詣者から取材していましたが、当日の生放送の時間帯に相応しい参詣の方がいるかの不安はあったようです。・・・が、そこはこの寺の伝統の重みで、どの人もみんな同様に信仰熱心な方ばかりで、実に的確に取材に対応してくれました。私は、補佐説明ということで依頼されていましたが、ほとんど出番なくて良かったですが、やはり緊張します。急な質問にドギマギしました。
この放送を見て、思い出して練馬から来た、という人もいて、テレビの影響力の強さを感じました。
秋は、寒い季節に入るに当たって、暖房に使う火による火災災害から守ってもらうための祈願の大祭と言われ、多くの人で賑わいます。春は、その季節が過ぎ、無事に冬を乗り切れたというお礼参りの意味の大祭とも言われています。
頼む時は一生懸命でも、大過なく過ぎると忘れてしまう、ありがちな心情の機微とでもいいましょうか、春は参拝者が少なく、静かにお参りができます。春は春の良さがあります。
山門脇の椿が、
参詣者を迎えてくれます。
春の参詣者は、熱心な信者さんが多く、ほとんどのお参りの方は、各家に祀っている荒神様のお姿(お宮様)を持参して、護摩の火にかざしてお清めしていただきます。
この↑写真の右側から火にかざしているのがお宮です。右の写真は拡大したものです。このような分身とも言えるお姿を各家の台所に安置して、台所の安全と、家内の諸災消除を祈願するわけです。江戸時代から230年近く伝わる伝統行事です。
現代は、直に火を使う場面が少なくなり、火を起こす苦労や火の有り難さ、そして火の怖さが忘れ去られてしまいがちです。そんなことからも、このような伝統行事、大切にしたいものです。
28日には、テレビの中継が入りました。みのもんたさんの「おもいっきりテレビ」の生中継の模様です。前日に下見に来て、参詣者から取材していましたが、当日の生放送の時間帯に相応しい参詣の方がいるかの不安はあったようです。・・・が、そこはこの寺の伝統の重みで、どの人もみんな同様に信仰熱心な方ばかりで、実に的確に取材に対応してくれました。私は、補佐説明ということで依頼されていましたが、ほとんど出番なくて良かったですが、やはり緊張します。急な質問にドギマギしました。
この放送を見て、思い出して練馬から来た、という人もいて、テレビの影響力の強さを感じました。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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さて、当方は帰山して葬儀が終わりやれやれ・・・と思うまもなく、2軒の寂が立て続けに入り、これから枕経となりそうです。寒暖の差が激しいためでしょうか・・・・
函館近郊の北斗市(旧大野町)の先日の先住忌で、油井師が法堂都監を勤めていました。宗門僧侶だけでも70名が集合される寺院で・・・謝誼も大変と・・・田舎者の独り言
北海道の話は、他からも伝え聞いております。知った方、多く集まられたことでしょう。
こちらも、慌しい毎日です。天気、不順ですね。風が強く冷え込んでいます。