今まで生きてきたなかでいちばん苦しかったのは
脳梗塞で入院中に過呼吸になったことだろう
入院時は救急車で運ばれ、意識不明。そのまま一週間経って意識は
回復。その時はなにも分からないのだから苦しくもなかったが6人部屋
に移ってから数日たっての明け方、急に胸が苦しくなって緊急ボタンを
押した。駆けつけた看護師に言ったのは 「空気が足りな~い、苦しい苦しい」と。
看護師ものた打ち回る私を見て、呼吸器をセット。全く逆であった
しばらくして呼吸器科の医師も駆けつけ、すぐ過呼吸と診断。苦しみ続ける
私の腕に筋肉注射をした。苦しみはすぐに治まった
以後、何回となく襲われ、苦しいおもいをしたが当時は袋をあずけられ口に
あてて呼吸をするようにと言われたが全く効果はなかった。
今では、その方法は間違いだったと言われている。あまり、効果がなかったので
筋肉注射をのぞんだが、たまにしか打ってもらえなかった。
なにか悩み事があるかと医師から聞かれたが、これからの生活全般が
悩みであった。悩み事があると発生しやすいとのこと。そして、女性のほうが
多いとか・・・。
最初は毎日、その後は一日おき、それからは数日おき。徐々に症状は軽く
なり、回数も減ってきた。一か月後には完全に無くなった
楽天的、能天気な性格が幸いしたのだろう
気を失うような苦しみはもう味わいたくない。
絵手描きは、みかん。