花火こそ 胸の奥にぞ 響きけれ
盛岡市には270年の伝統を誇る行事があります。
市内の北上川を送り盆として流す「舟っこ流し」という行事がそれです。
こういった「舟」を町内会ごとに造ります。その数今年は16艘。
「送り盆」ですから、お坊さんによる供養の後、「舟っこ流し」が始まります。
舟を浮かべて…
惜しげもなく火をつけます。
次から次へと川に運び…
火をつけ、男達は川に入って舟を曳航します。
けっこう盛岡は夕方には涼しくなるので、川の中はかなり寒いと思われます。中には全員赤フンドシの半裸の町内会もありました…
町内会にとって舟っこは見栄の張りどころ。花火を大量に装備して派手に火花を散らしながら流していきます。
そりゃあ、もう幻想的です。でも、燃えるとあっという間…。
儚いってこういうことを言うんでしょうね。
そうして最後は3000発の花火でシメ。なぜか盛岡では迎え盆も送り盆も火を炊くだけでなく、各家庭で花火をしたりします。
これで盛岡の盆も終わり。東北は夏休みが短いので、来週から学校が始まります。
「お盆が終われば夏休みも終わり。」がこちらの感覚です。
「短い夏の終わりを告げる」、花火の音です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます