一ノ倉邸に来ました。
この日は人が多かったです。
来るのは久しぶりです。
落ち着いたたたずまいがたまりません。
早速、庭の紅葉を見に行きましょう。
広大な庭の真ん中はくぼんでいます。
かつては池だったようです。今は水を張っていません。
庭の縁は小高くなっていて、隣地との境界になっています。
縁を歩いてきます。
それにしても、昔は大きな池だったのでしょうね。
西の端まで行くと、少し高くなったところがあり、それが「築山」という場所です。
岩手山が見えます。
その付近から下の池跡に降りて行けます。
ちなみに「トトロの家」もあります。
木の根の下が空洞になっています。
葦的は紅葉だらけ。
見上げても 紅葉。
美しい世界。
ただただ、ひたすらに庭を歩く。
池の名残。
おそらく、かつての水源。
池の中(多分かつての島だった場所)には不思議な松がある。
丸くなった枝。
不思議なことに、建物に据えられた額の〇と同じ。
不思議な松。
そろそろ庭の散歩も終わりにしましょう。
名残惜しいですが。
次は建物を見に行きます。
中に入りましょう。
入口はコチラ。
案内の方がいるので一声かける必要があります。
入場料はありません。無料です。
豪邸は玄関も豪華。
いきなり畳敷きで二間の部屋があります。
奥へと続きます。
入って右手に囲炉裏の部屋があります。
火鉢があります。
古い時計です。
こんな感じになっています。
奥には棚が。
かつては神棚があったかもしれません。
ここは台所だったかもしれませんね。
人形が飾られています。
案内図によればここはリビングルームでダンスパーティーに使われたのだとか。
ちょっと狭そう…。
リビングの向かい側の部屋は資料展示室になっています。
10畳ほどもある広い部屋です。
廊下はとても長いです。
突き当りに椿(造花)が飾られています。
造花とはいえ、屋敷の雰囲気にピッタリですね。
ガラスは明治時代のものです。
均一に平らではなく、少しデコボコしています。
当時の技術の限界だったようです。
庭の景色が望めます。
こんな大きな家に住んでみたいものです。
広間(十畳)と大広間(17.5畳)です。
いやあ、広い。ぶち抜きだとこんなに広いのですね。
廊下も長くなるわけです。
よく見ると、欄間も凝っています。
秋田県からの神代杉だそうです。これは逸品。
広間の飾りです。
竹がしつらえてあり、瀟洒な雰囲気です。
狭い廊下を挟んで向こう側にも部屋があります。
密談の間です。
かつて原敬が様々に政府要人と密談をしたと言われています。
立派な立屏風です。
和服も飾られています。
控えの和室にはこのような屏風も。
窓の外には紅葉。
次はこちらの棟に行ってみましょう。
一番手前はテレビのある部屋です。
タンスや火鉢もあります。
屏風もあります。
真ん中の部屋が一番大きく、11畳もあります。
眺めはよし。
奥の部屋にはグランドピアノ。
畳が心配です。
真ん中の部屋の床の間です。
奥にはトイレがあります。
なぜかカッパの屏風。
こんな感じです。
陶器の便器にスリッパとは珍しい。
奥には書生部屋があります。
けっこう暗いです。
別棟にはお風呂があります。
こちらは脱衣室。
浴室がこんな感じです。
現代のお風呂とは大分違いますね。
トトロでやっていた「五右衛門風呂」というやつですよ。
こっちの桶は何でしょう?
なんだか最古の蛇口と書いていますが。
入口はこんな感じ。
洗い場が超、広い!!
水道もありました。
こんな感じの水道、古い宿屋とかで見たことあるなあ(*´Д`)
そんなこんなでたくさんの見学をして一ノ倉邸を後にします。
【おまけのコーナー】
盛岡市内の紅葉の名所といえば、もう一つは「中央公民館」。
この日の「中央公民館」の様子もお届けしましょう。
良く晴れていた日だったので、見学者は大勢いました。
もちろん、駐車場は満車。
この時期は車で来ない方がいいですよ、本当に。
邸内はとても広く、
紅葉もとてもきれい。
こちらはちゃんと池に水が張っています。
こういうのの管理って大変なのでしょうね。
七五三のお祝いらしき方もいます。
写真は撮らなかったですが、結婚衣装の方もいました。
撮影に使われるロケ地として最適なのでしょう。
大きなカメラを持った方も大勢いました。
中には、柵を乗り越えて撮影される方も…。
マナー悪いなあ…。(*´Д`)
しかもそういう方って、決まって年配の方なのです。
本当に残念に思います。
人生の先輩として恥ずかしくないのでしょうか。
若い人はちゃんと見ているのに…。
ただ紅葉だけを純粋に楽しみたいものです。
紅葉と池のコントラストを。
なんだか、この日は子どもカメラマンも多かったです。
何か教室でも行われていたのでしょうか。
みんな写真撮っていますね。
撮りたくもなりますよね。
これだけ
紅が見事な日であれば。
七五三の子どもに幸あれ。
【撮影日;2022/11/12】
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