南部吟遊詩人の写真館

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角館の紅葉

2008年11月16日 00時04分35秒 | 旅先で(岩手以外の名所)の写真

秋田に「角館」(かくのだて)というところがあります。
「みちのくの小京都」(日本にはいくつも「小京都」がありますが…)と呼ばれ、昔ながらの武家屋敷が残る、風情のある町並みが今に残ります。


先日、そこに紅葉を見に行ってきました。


結構、人が出ていました。桜の頃には身動きが出来ないといいます。ちなみに見ごろは4月の下旬だそうです。ぜひ、桜の頃にも来てみたいものです。
ちなみに東北で、有名な桜の名所といえば、ここ角館と青森県弘前城の桜が有名だそうです。私の住んでいる盛岡には市内中心部にある「石割桜」と小岩井農場にある「一本桜」が有名ですね。あと、北上の「展勝地」も。
秋の紅葉を見ながら、桜を思うのも風流なものだなあ…。

葉が色づいていて、本当にきれいです。



家の前の板は冬支度です。秋田は雪深いので、板を立てて囲うことで、一階の窓などが押しつぶされないようにしているのです。ちなみに、植木にもこういう雪よけの板を張り巡らしていました。関東出身の自分にはなかなか想像できないことです…。




趣のある武家屋敷の数々。いや~いいもんですね。
庭園は趣があります。京都を彷彿とさせますな…。手入れの行き届いた庭は本当にいいものです。

(注)本当は観光客がいっぱいひっきりなしに通っています。居ない頃合を見計らって撮影しています。



「夕陽は照らす 青苔の上」なんて中国のどっかの詩人の言葉にあったような、なかったような…

こんな部屋で一日中のんびりと紅葉をながめていたいなあ~
(入室禁止)

屋根に上って、落ち葉落としをしている人を見かけました。
まさか、落ちやしないでしょうが…。怖くないのかな~


土倉の白をバックに、紅葉の赤がよく映えます。ああ、日本に生まれて本当によかった…。この赤と白の美しさなんて、そうは外国人に分からないでしょう?
(う~ん、分かる人は分かるかも?それより日本人でも気づかずに通り過ぎる人は大勢居るかもしれないし…)
とにかく、今日という日に感謝です!!

地元の旧家の一つ「青柳家」(入場料500円。でもその価値は十分にありすぎる!!)には、この家に代々受け継がれてきた数々の家宝が公開されています。その一部をお見せしましょう。



さすがに角館は武士の町ですな。ここまで甲冑や刀剣が一つの家の蔵にあるというのは始めて見ました。(見識が狭い)


秋田には米どころ。水も綺麗。と、なれば、日本酒!!
直売所の試飲がいたるところで…もち、ごちになります!!


秋田美人とやらには出会えませんでしたが、コーギーに会いました。(自分は犬好きであります)


今日は角館を満喫しました!!
秋の静けさって本当にいい!!
そろそろ詠みますかね。



石灯籠 紅葉を見ずに 人を見る とし蔵


日が暮れて 紅葉まぶしき 角館  そこの白さに そまずちりゆく とし蔵

解説および、自己批評は「コメント」で。皆さんも感想書いてくださいね~
おねがいしますだ~



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1 コメント

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句の批評 (南部吟遊詩人本人)
2008-11-16 21:58:13
【一つ目】
通行人は紅葉を見ても、灯篭は見ない。趣のある灯篭なんだけどな~。この灯篭も人間になって歩いていろんなものを見たいのかな~なんて思ったり、思わなかったり。
【二つ目】
「海鳥は 悲しからずや 空の青 海の青にも そまずただよう」なんて句が頭に浮かびました。だからちょっとパクってみました。
 庭の写真でもありましたが、この日は夕焼けがまぶしくて…。倉庫(そうこ)である蔵・すぐそこに来ている雪にも染まることなくもうすぐ散っていくのだなあ…みたいな感じです。それにこの角館は過去は武家の町として栄えましたが、その隆盛も今は昔。けしてさびれているわけではないですが、往時をしのぶと物悲しいものがあります。そんな感じを句に出してみたかったです。(未熟)
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