南部吟遊詩人の写真館

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南部の藤

2009年05月20日 23時27分43秒 | さまざまなる意匠(雑感・詩?)
不定期更新で見に来てくださる方にはご迷惑をおかけしております。


岩手では今、藤の花が盛りです。

いい天気が続いています。

大学の時、見事な藤棚がありました。
食堂や売店の前だったので、そこは、頻繁に待ち合わせに利用されていて、ゴミ箱は用意されているのに、いつもゴミが落ちていました。

でも、藤はとてもきれいでした。
僕はその美しさに魅了されて以来、藤の花もいいなあと毎年楽しみになりました。

盛岡ではまだ、きれいな藤棚をしりません。
野山に咲く花は確か、「野立て」と言いました。
そういう野立ての藤ばかりです。

まるでお化けです。


競い合え 野立ての藤と 南部富士  とし蔵

あらゆるものの美しさというのは自然のままが一番なのかもしれない。でも、花は人に活かされてこそ花の美しさも映える、という気がする。たとえば、桜を多く植えて並木にしたり、華道によって飾られたり…、藤の花もそういうものの一つかもしれない。一つ一つの花が小さいからこそ、集まってしかも近くで見なければ、その美しさは迫ってこない。そういう意味では目線のすぐ先に花が見えるようにしている「藤棚」という花卉鑑賞システムは実に画期的な日本人の知恵なのだろう。
 まあ、そもそも「美しさ」の概念自体が人間の産物だから、藤や桜にとってはそんなことはどうでもよいのだろうが。

【次回予定】
未定です




コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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Unknown ()
2009-05-24 22:08:32
私も藤棚好きです
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Heeee... (Ai in Singapore)
2009-08-16 18:49:55
野山に咲く花は野立てというんですか。何の花でも、そうなのかな。

ふじもいいですなあ。あ、これってかけてあったんだ。(富士とふじ。今更気づいた。笑):p
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もちろん掛詞(かけことば)です。 (南部吟遊詩人本人)
2009-08-17 21:10:42
南部吟遊詩人、実は以前国語の教師をしていたこともあったそう。
返信する

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