
友だちどうして歌う顔を見合い、描き合った。
絵はどの子もうまいと感じた。
特に鼻からかき始めたのだろう。
どの子も、特に鼻を丁寧によく見て描いていた。
ただ、皆さんが言っていたように
私にも、「歌う顔」には見えなかった。
歌うときって、こんな小さな口だろうか
こんなほっぺただろうか
こんな目だろうか?
もっと、おかしな顔になるし、しわもできるし、バランスも悪くなる。
一生懸命に歌えば、必死さがでてくるはずだ。
確かに上手いけれど
端正な顔をかき、ちょっと口を開いただけに見える。
指導者が指導力があるから、
鼻はこう描くのだよ
目はこう描くのだよ
口は、こう描くのだよ
と順に指導したのだろう。
歌の時の顔って、こんな顔じゃない。
教師も、一度自分の歌う顔を写真で写して、
指導する前に実際に歌う顔を描いてみると良い。
頬骨をあげると、
それに引っ張られて唇があがり唇は四角形になる。
頬骨が出ると、しわができる。
頬骨が上がると目が上がり眉が上がり、目や眉毛を筋肉が挙げることでしわができる。
口の形が変わることで、あごの骨が見えるように浮き出てくる。
その浮き出た形を折っていくと、あごの線が突き出てくる。
尾上先生も熱心に身振りを交えて言われていたが
もっと小手先ではなく、作品主義でなく
子供たちが、歌うときにどのように自分の顔を作っているのかを感じて言わせてからかき始めると良いと感じた。
いつもの顔と、「あの口」で歌う顔と、いっしょ?
「あの口」のとき、目はどうやった?
目が「あの口」の形になると、他に形が変わったりしわができたりするところはない。
などと、視点をあげ、顔全体見るのではなく、部分部分の変化を見逃さないで描けたら良いなと思った。
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