混色を品がら彩色していく。
すると、似た色でも、濃い薄いを作れることに気付きます。
そして、影を付けてみようと思い立ちます。
この子は、袖から出ている腕の部分に影があることに気付きました。
「すごい。よく影に気付いたね。」
と褒めてから、
ほら、指と指の間にも影があるよ。
とちょっと大きな声で話します。
すると、近くにいた数名がその影をのぞき込んで、まねをしようと思います。
まねを始めた子の中に、肌の色に緑を混ぜだした子がいます。
色に青系統を加えると、影の雰囲気がでてきます。
例えば、木の陰を茶色で表現しようとします。
茶色をちょと濃くぬっても、赤を混ぜても、どうもくっきりした陰には成りません。
でも、茶色に少量の青を混ぜると、とたんに陰の感じが出てきます。
ただし、青の使い方は難しいです。
どうしても子供は「ちょっと」だけ混ぜる事がうまくできません。
ついつい、青を大量に混ぜてしまいます。
すると、おかしな色になってしまいます。
あくまで、この支援は絵心のある子供にだけ行います。
顔の凹凸も、陰であらわそうとする子供がでてきました。
こうしたときは、全員の手を止めさせ
「見てごらん~。鼻が高く見えるね!!」
と全員に広めます。
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