どのクラスでも、どの授業でも、始業の挨拶をする。
これは、当たり前のことです。
でも、なぜ当たり前のことなんだろう?
先生が、クラスに入っていく。
先生が、教卓の前に立つ。
それまで楽しく遊んだり語り合ったりしていた子どもたちが、
「あっ、今から、授業が始まるぞ。」
と思う。
さっと席に着く。
姿勢を整える。
無駄な声がやみ、無駄な音がなくなる。
空気が澄み切ったときに
すかさず、
みんなそろって、
「さあ、授業を始めましょうね。」
と声をそろえる。
澄んだ心で、授業を始めれば、落ち着いて「聴く」「話す」「書く」ことができる。
これを、力ずくで、
静かにしなさい。
立ちなさい。
いい姿勢になりなさい。
○○さん、しゃべっちゃだめでしょ!!
▲▲さん、教科書から手をはなしなさい。
□□さん、横向いちゃダメ。
××さんのせいでみんなが待ってるんだよ。早く支度しなさい。
だめだめ、もう一回やり直し!!
「はぁ~じぃ~めぇ~まぁ~しょ~ぉ~。」
と挨拶させたところで、
すぐ姿勢は乱れる。
「○○さん、ちゃんとすわんなさい!!」
すぐ、私語がはじまる。
「▲▲さん、今,、よけいなこと話しちゃダメでしょ!!」
すぐ、手いたずらが始まる。
「□□さん、こっち、向きなさい。」
すぐ、生あくびをする。
「××さん、顔洗ってらっしゃい!!」
こんな注意ばっかりしていたら、45分の授業が、42分になり、40分になり...................................
どのクラスでも、どの授業でも、始業の挨拶をする。
これは、当たり前のことです。
でも、なぜ当たり前のことなんだろう?
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