
T:まず、やらなくちゃならないことは?
S:感嘆を調べる=優れた行動に感心する 大変感心してほめる
T:それから
S:もらす=隠していた本心を口に出して言う。
感情などを思わず声や表情に表す。
T:まず、今日の課題の答えを予想してみよう。
S:1 残雪の優れた知恵に感心した
2 昨日うまくいったわなが残雪のために失敗したから
3 残雪が仲間に指導したから
多数決の結果1が一番多かった。
そこで、1の根拠を探すことになった。
16段落に、1の意見の根拠があることが分かった。
T:16段落の前半にあるか、後半に証拠があるのか?
T:前半と後半を分ける言葉があるね。
S:「が」
S:が=しかし 反対の意味
S:反対の意味の言葉の時は、その後ろが大切だ。
S:16段落の後半を調べよう。
S:この中なら絶対に「今さら」があやしい。
S:「たいした」も調べたいね。
S:今さらがあるということは、前があると言うことだ!!
S:今頃そんなこと言っても遅いけど、大変素晴らしい智恵があるんだ。
S:「たかが鳥のことだ」の部分を調べないといけないね。
S:たかだか=せいぜい鳥だからって馬鹿にしていた。
S:1日経てば忘れると思っていた。
S:ねえねえ、そうすると、「ううむ」の原因は、16段落より前にあるんじゃないの?
S:そうだよね。16段落になって、初めて考えが変わったわけじゃない。
S:違いないってあるでしょ。絶対そうだって思った?
S:あの人がやったに違いない。100%だよ。
S:100%じゃないだろう?
S:いや、100%だよ。だって、違うはずないなんだから。
S:絶対に残雪が教えた。そうでなければ、説明が付かないって思った。
S:いよいよ、ううむの声の証拠は16段落より前にありそうだね。
T:そろそろ、まとめる時間だから少し助け船をだすね。
T:声を出すときって、声をだしてから感じるのか、感じるから声をだすのか?
S:それは、感じてから声がでるよ。
S:たたかれて痛いと感じて、「いたっ!」とか
S:そうだよね。声をだしておいて、あれっ、なんで声が出たんだろうなんてことは無いよね。
S:じゃあ、思わず声を漏らした原因は、前にある。
S:「3 残雪が仲間に指導したから」だね。
S:そんなはずはないようなことが起こった。すっごい鳥だなあ!!
S:まいったなあ!! 「ううむ」
多数決をとった。取る前から、「先生、2は無いから消して。」
そして、全員一致で「3 残雪が仲間に指導したから」が、選ばれた。
実は、最初に1の意見が選ばれたとき、どうやって3に持って行こうかと思案した。
しかし、私が無理に3に持って行くのでは無く、子供たちが話合ううちに自然と、「1は違うね」という雰囲気に変わっていった。不思議な感覚だった。
子どもに任せるって大事だなと感じた。
T:あと5分でまとめを書きましょう。
と私がいったとき、R君が
R:この国語、謎解きみたいでおもしろ~い。とこぼした。
子供たちもうなづいた。
子供たちは、言動の原因が、その「前」にある。ということがとても印象に残ったようで、どの子もそのことをメモしていた。
国語の力が一つ身についたようでうれしいな!!
子供たちのまとめを調べてみると、
・自分たちの力で解決できた。
・次も、楽しく解決したい。
・理由をちゃんと知れてうれしかった。
・他のなぞにも挑戦したい。
・最初1の考えだったけど、理由を探していったら3にたどりついた。びっくりして楽しい国語だった。
・証拠を探るのはたのしい。
・大造じいさんとガンにはたくさんのわながあると改めて思った。
なんてうれしい感想がたくさんあった。
なんか、久しぶりに授業していて楽しいな!!
77回 | 11月18日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
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78回 | 12月16日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
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