大造じいさんとガン 2.24

T：昨日で1の場面が終わったけど、どんなことが分かったんだっけ？
S：たいして利口でないので、かねて考えておいた特別な方法があるから、狩り場を変える必要がないって考えていた。
S：でも、見事に見破られたので、「ううむ」と思わず感嘆の声を漏らした。

T：今日から2の場面です。
S：なぜ大造じいさんは「しめたぞ」と言ったのだろう
T：まずは、各自、自分の予想をまとめましょう。

➀自分の思い通りになったから。
②もう少しで弾の届く距離までガンの群れが来たから
③わくわくしているから
④めずらしく残雪が隙を見せたから
⑤思い通りになって、あと少しで弾の届くところまで残雪が来るから。

S：➀だと思います。20段落に「案の定」ってあるでしょ、私の辞典には「物事が予想通りになること」と載っているので、思い通りになると思っていると思います。
S：でも、それだと日にちが違うと思います。しめたぞと思ったのは、「案の定」の1週間後ぐらいだと思います。
S：ぼくの思う「思い通り」は、「案の定」の所ではなくて、「その群れはぐんぐんやってきます。」のところです。「ぐんぐん」を調べると「すごい勢い」でって載っているから、残雪は疑っていないと思います。前の時は、疑われていたけど、今度は疑われていないから「しめた」だと思うんです。
S：賛成です。「しめた」を調べたんだけど「思い通りになって喜ぶ」って載っているんです。だから、思い通りでいいとおもいます。
S：私は、「しめた」だから、思い通りはいいんだけど、何が思い通りかって言うと弾が届くところにやっと来てくれるってことだから④の方がいいと思います。

T：多数決をとって絞って考えていきます。

※多数決の結果「➀自分の思い通りになったから。」

S：やっぱり思い通りについて皆の考えを統一した方がいいと思います。
T：ミニ問題にして！
S：ミニ問題「自分の思い通りとは何？」

S：大造じいさんが何を思っていたかを考えよう。
・タニシを五俵ばかり集める。
・タニシを何日もいつも同じ場所にまく
・ガンが、毎日ここにはタニシがたくさんいると分かる
・ガンが油断する
・お気に入りの場所になる
・今日もあそこに行こうと思うようになる
・毎日さかんに食べた形跡がある。
・今日も待っていて、やってきたところを捕まえよう。
・あっ、やってきた。

S：思い通りじゃん。
S：たにし五俵ってどれぐらい？
T：俵は、お米の単位です。お米が60kg入る入れ物の大きさを一俵といいます。
S：タニシを五俵だから、単純に計算して、300kg
S：タニシ一匹５ｇとして、300kg＝300000ｇだから、300000÷５＝60000　六万匹。
S：夏から60000匹をあつめるっていっても、ものすごい時間がかかっている。
S：執念だよね。
S：それに、6万匹をとっても、死なないように育てないといけない。
S：育てる池もほしいし、餌もほしい。
S：餌って何？
T：それは、植物や藻だと思います。
S：そこまで、やるか？
S：そこまでしても、残雪に勝ちたい。
S：そこまでして、もう、目の前まできたから、「やっと」思い通りになった！！ってうれしかった。
S：だから「しめたぞ」なんだね。ちょっとやそっとの努力じゃないから、すっごくうれしかった。
S：もうちょっとで、その努力も報われる。

T：では、今日の予想➀は合っていましたか？
S：はい。
S：だけど、4も合っていると思います。
S：思い通りになったというのは、あと少しで弾の届くところまで来たと言うことだと分かったからです。

T：では、１や４の考え方でまとめてください。早くまとめた人は、感想も書きましょう。

S：1の段落では、たかが鳥のことだって書いてあるから、残雪のことをあまりすごいと思っていなかった。
T：何％ぐらい？
S：0％
S：100％になったのは、3の段落のただの鳥ではないの部分。
T：ここでは、何％ぐらい？
S：50％
S：30％
S：まだ、そこまではすごいと思っていないと思うな。
S：このぐらい賢いガンなら、今までも近いのはいた。
S：最期の仲間を助ける場面までは、すごいと思っているけど、50％は超えないと思う。

 

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