むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

極刀クラス(居合道からむすびまで No.6) ❖堺市居合道

2020-10-09 20:13:52 | ビジター&極刀クラス
極刀クラスは【刀一の法】をまなぶところ

刀一会を立ち上げた一番の理由。
刀と一つになることから
モノの扱い方が変わって
モノの見方が変わって
それまでの経験をぶち壊して新しい"感覚の世界"をみる
そういうレッスンをするためなんです。

合気道は"鴻心館"を18年前に立ち上げて
ある程度育ちました。
それと並行して、居合道の誰も体験、経験したことがない
レッスンを目指して1.5年前からプランを練って
ついに第一講座~第九講座に
居合道武術秘伝をまとめたということです。

刀と一つにというのは
実は刀を異物と認識しなくなる術です。
私たちは器官というものを一つ一つ身体のなかに持っています。
胃や腸をぶら下げている(四足哺乳類の表現ですが)ようなもんです。
でも普段は、そんなことは感じません。
自分の腕でさえ、重さも感じないし違和感もない。

自分の扱う、または腰にさしている刀もこれと同じ理屈。
自分と刀との区別というのは無くして
居合道を学ぶというのが大切になってきます。

ではその目に見えるメリットとは??
その答えは実は出ています。
そうそう自分の腕が重くないのと同様に刀の重さも気にならない
そのことです。

そのこととさらりと書いていますが、
なかなか出来難い、というべきか、教えていただけない
というべきか、または
教室・道場では教えてもらえない・・のかもしれません。
私が知っている限りにおいてですが。

極刀クラスは第一講座がそれを可能としてレッスンします。



なぜ姿勢なのか?

2020-10-09 14:22:23 | 刀一会technique
第一講座で真っ先に行うのが
『姿勢』のレッスンです。

武器を手にしたとき、
人間は一番不安定になる、その為に
姿勢を意識操作によって
安定に持っていくことができます。
そのヒミツを、テクニックを第一講座で
一番に教える意味です。
ところで
姿勢の問題(本当はフラフラしている)は、
人間が二足歩行になったときから
手が足から独立し、解放されたとき以来
不安定を克服するために脳容量が大きくなっただろうということです。
つまり脳は際限なく大きくなるわけにはいかないまま
姿勢の不安定さを克服できないまま
今の姿でおちついたのが人間という事です。

これは、独立的に手を使って細かな作業などを
しかも二本足で立ったまま行うということを指します。
ごちゃごちゃ書きましたが、

結局は、姿勢は裏返してみて「とっても不安定だ!!」ということです。

刀を持った人間が気をつけるコト
それは、哺乳類と同じ安定感を取り戻すということです。
そんなことは無理だ・・・
ではなくて、そこを克服してきたのが武術の口伝にあります。
また、そのテクニックは空手の中にも
柔術のなかにもあります。
そういう歴史的な過程で生まれたテクニックをやっていきます。