『負け』はない
じゃあ何があるかというと
そこには自滅があるだけです。
一般的に暮らしている大多数の人たちには
本当の意味でいう「負け」はありません。
負けの正体が=自滅=です。
自分から崩れ行く、
自分からダメになるの世界です。
つまり墓穴を掘っているんです。
負けの反対は?
勝ちですが、
当会の見解はちょっとちがっています。
宮本武蔵も六十余り戦い負けたことなし
つまり
勝っているとは一言も言っていません。
つまり墓穴をほらない、
致命傷を負うまでのところまで絶対にいかない
自滅しないということです。
武蔵は、神ではありません。
血の通った私たちと同じ人間であるならば
ミスも当然します。
判断ミスなども当然あったと思われます。
武蔵の凄さは、負けなかったこと
で、寿命を全うしたことにあります。
戦った人生の中で得た『武術・人生の極意』を
武蔵以降の人たちは(我々も含めて)学ばないとダメです。
ただ「五輪の書」分析しても時間の無駄です。
当会の教えは、
五輪の書を読み解いた時まで待っていたら人生が
終わってしまいます。
そうではなくて、
五輪の書から、推測できたこと
仮説を立ててみたこと
それを試してみたほうが大事な今しないといけないことだと
そういうことです。
これは第一講座の一部ほんのさわりの部分です。
負けはないんです。
でも引き分けはあります。
逃げるもあります。
避けるもあります。
もちろん戦うもあります。
でも負けではない
でもまけじゃない
武蔵の書を読んでもいいけれど
分からないでおしまいじゃ武蔵の残した言葉は
活かせないと思います。
自分でどんどん五輪の書からヒントをもらい
仮説を立てて
刀を振っていく
体術をやっていく
人生は300年とかじゃなく
ほんの(十年×7)年くらいですから。
すぐに秋風が吹いてきます。
若い方には、とくに書いておきますと
動かない限り、負けも勝ちもないんですよ。
ただ時間が過ぎ去って
気が付いたら冬になっていたとなったら
人生としてはあまりにも勿体ない。