《その2.》
・前回の続きですが
端的に言うと「ねずこ(妹)を人間にもどしたい」その意識の
シンプルさが
人の心を引き付けるのです。
その意識がストーリーの核、キモになっていています。
その意識がなぜたくさんの人を
共感(嫌味がないのか)させるのか
という哲学的な問題があります。
人の
意識の運用には、大きく分ければ2つあります。
1.)自分に向ける意識
2.)自分以外に向けられる意識
炭治郎 の意識はつねに、2.)です。
日本人は、
昔から「あさましい」などの
自我の極度に強いひと
自分自分と自己中のひとを嫌がります。
このあさましいというひとの意識は
常に意識を
自分に向けていることをさしています。
まぁ、そういう事で、
鬼滅の中心となるキャラクター達は
意識を常に外に外に向けている。
これが人気の核心となるところです。
武道(居合道)の場合の学ぶ意識
9つあり、当会ではその9つを教えます。
まず
自分に向ける意識「4つ」
外に向ける意識「5つ」
自分に向ける4つの意識は必要です。
自分に向ける4つの意識は必要です。
それは「技」を作るためとtechnicを身につけるためにです。
外に向ける意識というのは、
カンタンに言えば「意識の使い方」=相手に向けた技の使い方
もっと言えば、相手に向けられた戦術にフォーカスするためです。
意識を極める。とキーワードとして
よく言うのは意識にも基本的な
学びが必要であるためです。
単に手の内を意識しなさい。といっても
刀を大切に扱いなさい。
と言ったとしてみても、
それだけでは生徒さんには伝わりません。
言葉には、
言葉を生徒さんに聞かせるだけでは意味なしなんです。
でも言葉は大事だし、相手の意識を確実に変えるものです。
それが
自分に向ける意識「4つ」の3番
「重」という意識です。
これをレッスンでやるだけで途端に自分に向けていた意識
から離れることの目を持つことを知ります。
いわゆる自分のことしか考えられない
自我の強い(程度の差はあれ)ことへの方向修正に気付きます。
鬼滅の刃というアニメは
意識のシンプルさ
そのキャラクターたちの意識の純粋さに人は共感して
みるのです。