むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

むすび学ぶとき(その3)…茶道のなかのむすび

2021-12-10 23:05:31 | 刀一会technique
武術は25歳から
武道は30歳から
茶道は17歳から

むすびという意識・氣のテクニックに気づかされ
真面目に学び出したのは50歳になってから

むすびという日本文化の粋は、「極」という一語で
あらわせるほど
現実の世界に作用を及ぼします。
リアルです。

妄想や空想をほんとにやめたとき
《むすび》の力が分かります。

さて、茶道でどうして武術からうまれた「むすび」なのか?

これはもっともな疑問だと思います。
武術は、言ってしまえば殺人のテクニック
茶道はお茶を点てるという文化、人の道

そういう皮相を述べているのではなくて
宇宙の本質です。
もっと分かり易く言えば
この世界(物質と精神=意識)の現象だからです。

茶器を扱うとき
だれしも丁寧に扱うということはわかりすぎるほどわかっています。

所作は心をこめて
茶も心から
それも茶道家じゃなくても理解はできているでしょう。

その理解というのは、知識や常識としてです。
武術では
それではダメです。
頭での(学歴あんちゃん)理解では、片手落ち、中途半端であり

本当はわかっていない。ということになります。

茶道でモノを大切に扱う
所作を美しくというのは、
実は言葉を何千、何万と重ねても作用は起きません

そうではなくて、感覚を教えるのです。
その感覚は、むすび現象として教えることができます。
日本でも外国でも教える方は極小人数ですが

しかしここが分からないと
先生が言うところの
大切な扱い
極上のおもてなしはできません

どうしてか?
簡単なことです、モノを大切に扱うことと、人を大切に(尊重)扱うことは
本質として共通した意識の技だからです。

また、大切に扱うということは、
こうすれば、こういう感覚が、どこそこに湧き出て知覚できるでしょう。
そこまで教えない限り
生徒さんは何十年にもわたる繰り返しの稽古となり
寿命が来てしまいます。

私は、武道・武術を通して
茶道を理解できました、

17歳から初めて
家元稽古にも行かせていただきましたが
まさか武道から茶道を教えられるとは夢にも思いませんでした。





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