風の行方

   愛知県で霊能者をしています。

   豊幡香穂が視たこと、感じたことを自由に書いていま
   す。

我が家のおばけ

2014-08-24 | 心霊探索
  4月に引っ越してきた現在の我が家。
 どうもお化けさんがいるらしい。
 と言っても何か悪さをするわけではないので共存しているのです。

  先日、我が家の1号の声にそっくりな声で何かを呟いていたり、
 彼が2号の机の上に座っているのを発見したりした。
 何故か私がいるときには姿を現してはくれないのです。
 何故ここにいるのかの真意を確かめればいいのでしょうが、あまりにも悪意を感じないので
 思わず放置してしまっています。


  そんなある日、食事のときに夏によくある心霊番組の話題で盛り上がって、
 食後にみんなで心霊DVDを見ることになりました。
 当たり前ですが、全ての電気を消してね。

  1号は視える人、私は本職、彼は同種・・・・2号は現実主義者で怖がり。
 何年か前はあまりの怖さで寝逃げしたことのある2号。
 今年はどうするかな・・・と思いきや私の影に隠れながら観てました(笑)

  時間にして2時間ほど。
 1号は寝られなくなった~と叫んでおりましたが、
 きっと寝た事でしょう。

  我が家のお化けさんも一緒に観ていたのかしら?
 その後姿を現さないので、もしかしたらこんな変な家族の元にいたくないとでも
 思っただろうか・・・・。


  家は本当に変な家族なのかもしれない。
 全てがオープンで、何でも楽しもうとする。
 でもいつも団体行動しているわけではなくて。
 ようするにこんなうるさい家族のそばにいるのはお化けさんも疲れるのかも
 しれない・・・トホホ

  いつかどういった存在なのか視てみようと思いますが、今のところ
 それも必要ないような気がしているので好きにさせています。
 しかし、害をなしたら手加減しないからね。
 と、釘は刺してありますが。

  もうすぐ夏休みも終わり。
 やっと通常の状態に戻れる。。

戦火の中の少女

2014-08-03 | 心霊探索
  お仕事でK市に行った時のお話です。

  事の始まり知人からの1本の電話からでした。
 この方Tさんは私のオーダーブレスレットのお客さんでもあり知人でもある人です。
 お互いに引越しやら何やらでなかなか連絡も取れず、半分音信不通状態でした。

  お引越しの最中、ブレスレットが行方知れずになっていたのに出てきて、
 メンテナンスのご依頼でした。
 と、いつもならここで終わるところなのですが、ここでTさんのお姉さんのお話が
 出てきたのです。
 お姉さん宅の車が何やらおかしいというお話。
 一度は事故を起こしてしまい、その後子供とのありえない遭遇で間一髪で事故にはならなかった
 ことが続いていると言うのです。
 瞬間的に子供が視えたのですが、正確なところではないので改めてお姉さんから霊視依頼を
 して頂き、写真を添付して頂きました。
 届いた写真を視て「あーやっぱり」と。
 後部座席にわんさか子供が乗っているのです。
 我が家の長男も視えるので試しに見せてみると、最初は「?」その次の瞬間
 「わぁーーー・・・何これ!子供がどんどん出てくるよ・・・・」とびっくり顔。
 これは行かなくては駄目だと、お返事をさせて頂き、除霊依頼となりました。

  今回は弟さんでもあるTさんも同行することになり、事前にお守りを用意しました。
 Tさんは新幹線が大の苦手という事で明治神宮で落ち合うことになったのです。
 しかし、予定日の2日前くらいの事、
 T「ものすごい吐き気などに襲われて行けないかも」
 と電話がありました。
 私「大丈夫治まってきますし、明治神宮に行ったら治りますから。」
 Tさんはきっと半信半疑だったことでしょう。

  当日聞いたのですが、お姉さんも体調を崩されていたとのこと。
 こういった仕事の場合はよくあることなのですが、当人にしてみれば不安になって
 しまいますよね。

  当日はまず明治神宮の「清正の井」に向かったのですが、明治神宮は広かった・・・
 団体様ご一行も沢山いらして、平日なのに人はわんさか。
 時間も限られているので頑張って歩きます。
 歩きながらTさんが「ここに来たら気持ち悪いのがけろっと治りました。」と。
 そんな話をしながら一生懸命歩きます。
 清正の井では車のお守り用の小さなブレスを仕上げに来たのです。
 この場所は本当によかったです。
 時間があればまた来たいですね。

  用事を済ませお姉さんのお宅にここからは電車移動をしました。
 最寄の駅まで迎えに来ていただき、ご自宅へ移動しました。
 まずは家の周りを見せて頂き、一度お家の中へ。
 色々とお話をしながら休憩して、再度駐車場へ。
 事前に用意をお願いしておいたおにぎりとお水、そして人形。
 後部座席においてお仕事開始です。

  まずは大本の女の子に引きずられるように寄ってきてしまった沢山のものたちを
 処理します。
 この辺は香穂のバックの人にお願いして、本題の女の子に集中。
 
  ぼろぼろになってしまった服、ぼろぼろになってしまった大事なお人形。
 怖くて寂しくて、ただ泣くだけの女の子に優しく問いかける。
 「お名前は?」と。
 小さく呟くような声で
 「さとこ」
 という声。
 戦火の中、母親と逸れてしまいそして犠牲となってしまった女の子。
 お腹がすいて、のどが渇いて、怖くて、寂しくて・・・・
 「もう怖いことも、寂しいこともないよ。みんなの所へ行こうね。」
 優しく問いかける。
 「・・・・ウン・・・・」
 しばらくの沈黙の後に帰ってきた言葉。
 彼女の魂を人形の中に入れ、ここでの仕事は終了。
 この慰霊堂へみんなで行きました。
 ここで彼女の魂を人形から出して供養をしてきました。

  ふとした瞬間に拾ってきてしまった「さとこ」という名の女の子。
 経緯はとても悲しいものです。

  この日はこの後に別の人と会ってから名古屋に戻りました。
 翌日にパートナーでもある彼と人形供養をお願いしに人形とともに出向き
 今回のお仕事は本当の意味で終わりになりました。

  後日、本当に体が軽くなって、おうちの中もからっとしました。
 と良いお知らせを頂きました。