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甘木で鉄道を降り、さらにバスで30分、ようやく秋月に着く。そのバスの中で、乗客が私だけになったのを見計らって、運転手に、今年の紅葉について聞いてみた。「残念だね、1週間遅かったよ。」「でも、その時は、バスも通れないほど一杯でかなり時間がかかったなあ。」その言葉に、残念な想いをしながら、秋月についた。秋月は筑前の小京都と言われ、城址や武家屋敷などが残され、昔の時代劇の世界にタイムスリップしたような所である。東映の時代劇にも取りあげられた小さな藩である。
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一人で旅行していることもあって、私は、しばしば空想してしまう。秋月城跡に向かう杉の馬場を歩いていると、もし、私が、その昔に、秋月藩の武士だったらと。ぼやっと考えながら、歩いていたら、蕎麦の呼び込みの兄さんに声をかけられ、我に戻った。「ここが秋月城址ですか。」「そうですよ。今は中学校があります。」(下の写真参考)
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ここの中学生は、どんな想いをしながら勉学に励んでいるのかきいてみたくなった。なんとも、好きな雰囲気の中学校だ。そうこうしながら、ようやく、目的地の終点である“黒門”に着いた。戦国時代には秋月氏古処山城の裏門として、江戸時代には黒田氏が秋月入封の際、表門になった。紅葉の名所として地元では有名とのこと。(下の絵参考)
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時代劇の昔を想像しながら、歩いた秋月の町はなんかホッとした気分にさせる処だった。