北朝鮮の代弁者:蓮池透、強制退会へ 拉致被害者家族会
拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は3月28日、拉致被害者の蓮池薫の兄で元副代表の蓮池透を退会させる方針を明らかにした。3月27日の同会の総会で決議した。
除名するのが遅すぎた、北朝鮮の代弁者:蓮池透
蓮池透は1997年の同会発足以降、事務局長や副代表を歴任したが、最近は講演会などで拉致問題の解決には「圧力だけでなく対話も必要」と主張していた。同会の増元照明事務局長は「家族会の総意は北朝鮮への圧力を強化して交渉に臨むというもので、誤解を招く」と理由をした。
蓮池透の講演の要旨
・・・・・キャンパスプラザ京都における講演から
蓮池透が2009年7月10日京都駅前 キャンパスプラザ京都4階第3講義室でブックセンター・本の風と日朝協会が主催した講演会で述べた内容の要旨は、下記に記すようなものであった。
講演で、「救う会’と家族会からの決別」と救う会・家族会から決別すると明言し、「田原総一郎氏がテレビで発言した事(「政府は真実を隠している」等)の発言」を擁護した。さらに「『ブルーリボン』をつけている国会議員や政府閣僚は、何かやっているのだと,格好を付けたいだけなのだ。」と批判した。この年春の北朝鮮のミサイル発射について「『ミサイル、核―だから制裁だ』と言うが、それが我々の拉致問題と、どう関係していると言うのだ。何の関係も無い。北朝鮮の「ミサイル、核は、米国に対する‘ラブコール’」』とミサイル発射を擁護していた。
途中、省略するが、北朝鮮の主張に沿って下記のようなことを述べている。
●すみやかに平壌宣言を実行する事が、日本政府の責任だ。
9・17日朝平壌宣言は、日本帝国主義の植民地支配を通しての数々の罪悪を謝罪しているではないか。数十万人の朝鮮人強制連行も認めているではないか。1965年韓国政府に対して行った(日韓条約による賠償支払い)と同じように、それに対する賠償の責任も明記している。
日本政府はそれを実行することしかないのだ。平壌で、安倍も小泉も「8名死亡」の報告を認めているにもかかわらず、今日も尚、「全員生存を認めないと、平壌宣言は履行しない」と言う安倍や政府の態度は、ジレンマだ。
その彼等の思考の根底に、過去の日朝の歴史に対する反省と認識がないのだ。行動対行動の原則が必要だ。
弟は、端的に「お金(過去朝鮮の財産を収奪し、朝鮮人を傷つけた事に対する賠償)を持って、謝りにくるのが日本だと、北朝鮮は考えている」と言っている。日本政府は約束も守らず反対の事ばかりして、交渉と対話の席から逃げているし。北を怒らせているのだ。北への「経済制裁」は、決して北朝鮮だけに影響がある問題ではない。人道的観点からも「在日コウリアン」の問題がもっと論議されるべきである。
●横田さん夫婦は、平壌に行き、お孫さんと会うべきである。私を訪ねてくる米国人に、北東アジアに関心を持ち、良く勉強している人が多い。彼等は、「横田さんは、何故北へ行って孫と会わないのか?」と質問する。私は、「横田さんを、止めている人がいるからだ。」と答えている。横田さんは「国が行け」と言えば行くでしょう。
・・・・・・・・・この件について横田夫妻は、北に行って孫に会いたい気持ちはあるが、それで拉致問題決着とされたら、他の拉致被害者の救出が出来なくなるので行くわけにはいかないと講演会で話していた。蓮池透の勝手な言い分である。 ・・・・・・・・
(参考)拉致問題を考える会 横田滋さん、早紀江さんの講演会
孫の画像が(マスコミに)出ると拉致が“幕引き”になると言うが、自分達が幕引きをしなければ幕引きにはならない。横田さんは、娘さんの旦那さんにも会うべきだし、お墓も見てくるべきだと私は考える。
●日本の閉塞状況を打破するため、日本の左翼に期待したい。今や世論は、あたかも“日本は「正義」で、北朝鮮は「悪」である”かのように、盛り上がっている。世相が、やみくもに右旋回を始めているように見える。こんな状況が続けば、「北の崩壊」の前に、「日本自体が崩壊」するに違いない。だから自称左派の人々に、もっと元気を出して貰いたい。日本の状況も拉致問題も、左の人達の力を借りなければこの閉塞状況を打破する事はできないと考える。
日本政府と北の間でこそ、交渉と対話が必要なのだ。アメリカは、イラク、アフガン、遡ればベトナムで、人殺しを繰り返して来た国だ。ジャーナリズムは自ら「聖域」をつくり、多様性の喪失の中で自分達を崩壊させている。情けないエンタメイン化である。私たちは左翼の人達に期待している。
(参考)北朝鮮の手先 蓮池透、 北朝鮮とどうやって話し合うのだ!
弟に洗脳され北朝鮮に迎合した卑屈な姿勢
ところで蓮池透の親交が深いグループは、「9条の会」、「憲法9条メッセージプロジェクト」「9条改憲阻止の会」「レイバーネット日本」などと繋がっている。いずれも偏向左翼グループである。蓮池透が左翼の人に期待すると言うのは“北朝鮮の手先です”と公言したようなものだ。
しかも、日本の左翼が北朝鮮の核開発、ミサイル発射、拉致事件などの解決に寄与したことは一度もない。自分の弟は将軍様によって有難くも“帰国させてもらった”ので・・・・・透のとらえかた・・・・無責任発言を度々行っている。北朝鮮で思想工作を受け対日工作員だった弟にすっかり洗脳された男の無責任な言動は、拉致問題の解決を妨害するので許すことは出来ない。蓮池透の生き様は、北朝鮮に迎合し卑屈だ。
【関連記事】北朝鮮の手先 蓮池透、 北朝鮮とどうやって話し合うのだ!